見ぃーつけた！

きのうはスケールの大きめな話だったので、今日は小さい話にしましょう。


魚の中には、目立つことを嫌がるヤツが多数います。
その理由は、ほぼこの２つに集約されます。

　・目立つと、強い魚に食われるから（常に狙われます）
　・目立つと、弱い魚を食えないから（常に警戒されます）

まれに、単に恥かしいから という理由もあるようです。 僕のように慎ましいヤツですな。

冗談はともかく、これらの行動を 擬態 と言うのはご存知のとおりです。
魚に限らず、昆虫や植物など生物全般で見られるものですが、ほんと上手に変身(？)しますよね。

さて、ここに ニシキフウライウオ という魚がおります。
彼（or 彼女）の擬態レベルは、魚の中でもトップクラスでしょう。 達人級 です。
レア度はそれほど高くない魚ですが、カモフラージュが上手く見つけるのが困難なことから、レアな魚に位置づけられています。
この魚の詳しい特徴などは図鑑の解説に譲るとして、写真をご覧下さい。

今回のダイビングでなるが撮ったのです。 真ん中あたりに、赤や白の模様が見えると思いますが、これがニシキフウライウオ（体長約8cm）です。
写真ではストロボを発光させたので、多少目立ちますけどね。

発見できたときは、とっても嬉しいです。
『ウォーリーを探せ！』で、答えをみつけたときみたいに。

嬉しさのあまり、ついつい顔を近づけて間近で観察してしまいます。
こんな感じで。

２人ともすごい顔してますが、実際海の中でマスクしてるとこんな顔になるんですよ。
それにしても、なるが描く僕の顔、最近凄すぎると思うのですが……。