あそこから白いモノが…… | おバカな2人の二人三脚

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 ふたりで楽しいお気楽生活。 胸を張って前を向いて歩きましょ。

渡嘉敷ダイビング絵日記も3日目となりました。
今日は、見たって話題にもされないようなマイナーなヤツでいきましょう。

ジャノメナマコ

           これ。 →→⇒⇒


ちとグロっぽいですが、ナマコです。
体中に蛇の目模様がついていることから ジャノメナマコ と呼ばれ、サンゴ礁域の砂地では ごく普通に見ることができます。

コイツにちょっかいを出すと面白い反応があるんですよ。
この写真では、すでにその反応が出ているのですが、わかります?

何やら ソーメン みたいなものが出てますよね? そう、それ!
コイツは外敵から襲われた時などに、これをドバーーっと出すんです。

歌舞伎(能?)で、役者さんの手からバーッと糸みたいなの飛ばす場面を見たことがある方はアレを想像してみて下さい。 あんな感じです。

そんなの見たことねー って?
じゃあ、ゴダイゴのタケカワユキヒデが『モンキーマジック』の中で投げるアレを想像してみて下さい。 あんな感じです。

ゴダイゴなんて知らねーよ って?
すみません、オヤジなもんで。 分からなくても話を先に進めます。

ソーメンは量もすごいんですが、異常にネバネバしてます。
グラブやウェアについたら、砂でこすらないと取れないです。

学術的なことは僕もよく知らないのですが、大雑把な言い方をすれば、ヒモだか糸だかソーメンだかに見えるのは、(キュビエ器官)です。 そして、出してる場所は 肛門 です。
肛門から腸が出るわけですから、平たく言えば ですな。

さて、鋭い方はもうお気づきのことと思います。
外敵に襲われたときに出すものが、何故出ているのか?
僕がまた、いたずらをしたとでも?

残念! 今回ちょっかいを出したのはガイドさんです。 もちろんイジメじゃない程度に。
僕は、どちらかと言えば、被害者だよんww

ジャノメナマコのお腹を揉んで脱腸させたガイドさん、しきりに僕に 「触って!」 って合図してきます。 でも、キモイじゃないですか。 触るの。
で、指示棒でつんつんすることにしたんです。 (つんつんはお約束です)

お腹をつんつんすると、それに合わせて脱腸します。 かなり面白いです。
あんまりやり過ぎると、そのうちカラダの中が空っぽになっちゃうんじゃなかろうか……と心配になり始めた ちょうどその時、うねりが来ました。
脱腸がフワっとあおられたかと思うと、そのまま僕の指示棒に絡みついたのです。
先端から根元まで、べっとり巻きつかれました。 グラブにつかなかったのは不幸中の幸いでしたが。

 とか言いながら振り回しましたが、取れっこないんです。

なまこ
ジャノメナマコ 2007.7.2 渡嘉敷・ヒジュイシ にて


何十回も砂に刺して どうにかベトベトは取れましたが、その間 なるはエアーをいっぱい消費するほど笑っていたようです。
ダンナが窮地(というほどでもないですがw)だと言うのにまったく!
しかし、その横では サザナミフグ も同じように笑っていました。 orz
なんだかなぁ。 身体を張って笑いをとるとは正にこのことだな。

ちなみに脱腸しまくりのジャノメナマコくんですが、すぐに元に戻るのでご心配なく。