ヒマ人②(コーティング弦の比較第2弾) | ♪ナルナルのブログ♪

ヒマ人②(コーティング弦の比較第2弾)

前回(1月17日の記事)に引き続き、エレキギター用コーティング弦のレビューです。

「暇な奴っちゃ」と笑わないでくださいな。

1月から6種類を試した訳であります。
(途中ダダリオの普通弦を張って感覚をリセットしましたが)

生産時期の近い2本のレスポールで同時進行。特徴は違えど倍音豊かなギターである。

左の58ヒストリックは強いアタック、クリアで艶やかな音が特徴。個性が強い。
エリクサー・ガス・ダダリオ普通・クリアトーンの順に張り替えた。

右の59ヒストリックは柔らかい音色、普通のレスポールって感じ。主張はさほど強くないがバランスが良い。
最初にアーニーボールが張ってあって・エリクサー・WYRES・ダダリオEXP
の順に試しました。




で、今回の2種類です。

DADDARIO ( ダダリオ ) / EXP110

ダダリオのコーティング弦なんで期待をしてました。

まず手触り:
ツルツルはしてないが独特のコーティング感がある。GHSやアーニーボールと同系統?いや、それよりまだましか。
おっとチョーキングでバリバリ剥げていく感が伝わってくる。こりゃダメじゃ。

音は:
しばらく弾いたダダリオ普通弦って感じ。ちょっと死んだ感じがする。音が丸過ぎるな。

耐久性も期待薄。

いまいち! 

期待していただけに残念!




さてもう一つ
CLEARTONE ( クリアートーン ) / 9410


まず手触り:
普通。というか違和感なし。手触り今まででトップ!

音は:
ほう。音に艶と張りがあるな。DRのようなテンション感。
音の伸びも良い。こりゃええで。


チョーキングを多用して数時間。プレーン弦に多少剥げた感がある。

サウンドハウスのレビューには耐久性が酷評。

そこまで酷いとは思わんがあまり持ちは期待せんほうが良いな。

しかしトータルバランスは良い。気に入った!

こりゃアコギ弦も期待できる!早速注文しよう。





最終的に気に入った順にまとめである。

断っておくがワシの超主観である。


1位タイ
「WYRES」
気に入った点は、
ナチュラルな音色と手触り。
若干柔らかいテンション感で、落ちついた音色ながら、しなやかなでふくよか、良い音色である。
各弦のバランスは一番いい。
2週間弾いてみてだいぶ音は丸くなったが不安定さはない。エリクサーほど持たないが普通弦よりは良い状態が長く続く。

まだ試してないがアコギ弦も買ってみた。

問題点は、
入手経路が少ない。寿命が人によっては短いと感じるかも。

1位タイ
「CLEARTONE」
気に入った点は、
生き生きとした張りのある音と普通弦に近い巻き弦の感触。プレーン弦は少し滑る。
テンションは強く感じるが、その名のとおりクリアな音である。キラキラした音もしっかり出ている。
各弦のバランスも良い。

問題点、
寿命が短いようである(ワシ自身はまだ調査中)
ちょっと値段が高いかも


上記2種類は甲乙つけがたい。


3位
「エリクサー」
気に入った点は、
寿命が郡を抜いて良い。それだけであるが持ちはNo.1です。

問題点、
巻き弦が大味な音である。芯がぼやけてる感じがある。
普通の弦が「ゴンゴン」ならエリクサーは「ゴワンゴワン」てな感じ。
繊細なタッチを出すには向いてない。
しかしこれも個性である。線の細いギターや鳴らないギターには丁度よいかもしれない。

手触りはやっぱ滑りすぎ。ミスが増える。

プレーン弦は今現在ノンコーティングである。ちょっと前に折れ曲がった弦が入っていた事がある。

ここ最近の品質管理に問題あり。


4位、5位、6位 (ほぼ横並び)
GHS Coated Boomers
DADDARIO/ EXP110
ERNIEBALL/COATED REGULAR SLINKY
この三つは似た傾向にあります。
いい点は、
エリクサーよりは手触りが自然である。音の芯もある。

しかしなんか違和感がある。

音はどれも悪くはないが、張り替えた直後のリフレッシュな感じがなく、楽しくない。

さらに問題点は
寿命に難あり。プレーン弦の剥げ方が判りやすすぎ。

トータルではそれほど悪くはないが、これと言った魅力もない。

普通弦の2倍以上の価格に見合ったメリットが感じられなかったのである。

多分、もう自分のギターに張ることはないでしょう。

この弦を愛用している片には申し訳ありません。
あくまで個人の主観ですので。




結論だが今まで無名だったメーカーが良いってどうゆうこと!




当たり前のことじゃが弦楽器は弦が命です。

どんな弦でもやっぱ張りたてが気持ちいい~のである。

まめにはりかえましょう!