仕上げに入ります
レーザーレベラーのポイントNO.10
水田でレーザーレベラーを導入する場合、
この畦際の整地がとってもポイントになります。
内部は、ただ走っていれば平になっていきますが、
畦際は、畦という境界線があるタメに、厄介なのです。
畦削ったり、土盛り上げたりいろんなことありますよねーー
また、代かきに慣れ親しんできた方々にとって、
畦際の均平整地が×だと、よい評価を得られません。
畦際四隅が決まってくると、仕上がった圃場の評価は上がります。
とても時間がかかりますが、皆さん頑張りましょう。
美しい仕上げとしては、圃場断面図が下図のようになります。
経験でいうと、畦際は若干低い方が、水回り、排水共に良くなります。
また、明渠を掘る場合は、低くても別に問題ありませんね。
ポイントは、クローラ、タイヤでよく踏むこと。
水持ち、ぬかり、が違ってきます。
仕上げの、レベラーの走らせ方は下図の通りです。
外周が低くかったら、受光機を1cmほど上げて、
①前後進、
ピンクの部分に若干土が貯まるので、
②、③のように外周を旋回しながら、整地・鎮圧していきます。
このときのポイントが、
レベラー1工程分の外周を、内部よりも1cm低くすること。
完全均平よりも、入水、排水が早くなり水管理が楽になります。
つまり、内部の整地を受光機15で行なったら、
外周は16で行なうわけです。
ま、傾斜つければ一番いいんだけどさ・・・。
完全真っ平もいいけど、自分の圃場条件に合わせて、
高低差をつけてください。
それもレーザーレベラーの長所なのですから。