畦際の整地2
レーザーレベラーのポイントNO.8
これで、ふんわりしている土の表面が、
グッと締まりましたね。
時間が無くても必ず行なってくださいね!
いよいよ、畦際の整地に入ります。
受光機を下げて、レベラーの排土板を上げ、粗整地の状態にします。
圃場内が仕上がったままの設定で畦際を行なうと、土が掛かり過ぎます。
必ず、徐々に排土板を下げていくようにします。
全体の流れは、下図のような感じです。
畦際には、2ボトム分の山が、
ピンクの部分に、内部で余った土の山が出来ているはずです。
これは、プラウの溝に入るべき土です。
1山ずつ、内から外へ仕上げていきます。
ピンクの山は、旋回するとき少しずつレベラーで引っ掛けて崩していきます。
①の方向に回ったら、次は②の方向へ回りながら整地をしていきます。
このときのポイント。
●畦際の土が溜まってきたら、圃場内へ逃げる。
●プラウの溝部分は低くなっているので、そこに土を入れながら走る。
●細土されてくると、土にきれいなしま模様がついてきます。
畦際は、下図のような感じに整地してください。
畦際に土を盛り上げすぎると、
レベラーで除去するのが非常に困難です。
徐々に畦際まで整地が出来てくると、
あんなに盛り上げてあった土が無くなっていきます。
っていうか、もともとそこにあった土ですけどね。
このとき、受光機の目盛りが、内部と同じ(今回は15cm)になっていれば、
畦際の整地もほぼ完了。
あとは、1~2cm排土板を上げるか、下げるかの世界になっていきます。
といっても、排土板には土が掛かってくるはず。
ここで土が無いようだと、
完全に鎮圧・細土不足。
この時点で、プラウの溝、畦際は決まっているように見えて、
実際の高低差は、下図のような状態になってるはず。
茶色の部分が、若干低くなっているはずですね。
ここに入れる土がないと駄目なのです。
畦際の整地を続けていると、排土板に一定量の土が掛かってくるようになります。
それを下図のように赤い部分に一定量貯めます。
これが、四つ角部分に入る土になります。
上手な人ほど、四つ角すべて、
きれいな一定量の土山が出来ています。