鍾馗さん(東大寺)2012.8.15
鍾馗さんは、京都市内の民家(京町家)などの屋根上で、よくみる魔除けの瓦製の人形です。
鍾馗さんもともと、中国の唐代6代皇帝玄宗がマラリアにかかり床に伏せた時に見た夢に現れた鬼です。夢の中で鍾馗さんは、小鬼を退治しました。そして元は科挙に失敗し自殺した者で、その時の皇帝に手厚く葬られました恩で鬼を退治するために現れたと、素性を明かしたそうです。
そして夢から覚めた時、皇帝の病はすっかり治っていたそうです。そこで、絵師に命じて夢でみたままの鐘馗の姿を描かせ、災厄を祓う守り神としたそうです。
鍾馗さんを探せ!!: 京都の屋根のちいさな守り神/小澤 正樹