神様をとじこめる
図書館に『アヒルと鴨のコインロッカー』を返しに行って、
映画館に「アヒルと鴨のコインロッカー」を観に行った。
原作の復習&映画の予習のつもりで本を借りて、
本を読んだら、映画行かなくてもいっか、
と一瞬思ったけど、行ってよかった!
「ハチミツとクローバー」の時に、いいなと思った関めぐみは
今回もよかったし、
瑛太も(相変わらず)かっこよかったし。
伊坂幸太郎の世界観、気持ちの良い裏切りを、
どうやって映像にするのかなと思ったけど、
そして、そんなことできるのかなと心配もしたけど、
そんな心配はまったく必要がなかった。
原作を知っているにもかかわららず、
映画でも、おどろかされたのだから。
敬虔な仏教徒であるドルジの行動は、
3人分の思いなんだ、と思うとせつない。
なりゆきで関わることになった椎名が、
最後には神様をとじこめちゃったみたいに、
神様の目をふさいでしまいたくなった。