imagine | 覚え書き

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中村征夫さんの写真展「海中2万7000時間の旅」に行ってきた。

1月7日から2月21日までで、始まってすぐ

中村さん本人によるギャラリートークがあったのに行けなくて、

時間があるときに行けばいいやと思っていた。

ら、ギャラリートークが人気だったので、会期中最後の土日に、

再び開催されることになったのだ。


TVやなにかで、いろんな国のニュースを見たり聞いたりして、

世界は広いとか、自分の知らないことがたくさんあるなとか思うけど、

海の中というのも、まさにそれ。

40年以上も水中写真を撮ってきたという中村さんでさえ、

「広い海の中で自分が潜った場所なんて、針の穴程度」だそうだ。


地球が誕生してから今日までを一年にたとえると、

ヒトが生まれたのは12月31日の23時50分くらいで、

ほんの最近のことだそうだ。

それなのにヒトは、どれほど自然を破壊し、

まるですべてを操れるかのような振舞いをしているか。

そして先進国の利便性の向上にともなう温暖化のために、

直接恩恵を受けているわけではない国の人たちが、

どれだけ困っているか。


また、魚や、海中生物の持つ智慧、生態の不思議。

自然に対する親しみや、畏れ。

ユーモアを交えながらの、いろんなことに気づかせられるお話だった。

たった800円でこんなにすごい世界を教えてもらって

いいのだろうか、というほど。


ああ、もっと想像力をはたらかせないといけない!