London通信 vol.48 スミマセン・・・の続き | 新劇の虚人(仮)

London通信 vol.48 スミマセン・・・の続き

観劇51本目『The World's Wife』by Carol Ann Duffy
歴史上(架空も含む)の人物の”奥様達”をオムニバスで
演じる女性の一人芝居。
キングコングの奥様、クイーンコングなんてのもありましたゴリ子


観劇52本目『The Hostage』by Brendan Behan
IRAとイギリスの戦争のお話。
例の高架下のSouthwark Playhouseでの公演。
結構好きでした。
どうやら僕はアイルランド訛りの女性に弱いようです(●´ω`●)ゞ


観劇53本目『A Life in Three Acts』by Bette Bourne
お芝居というか”徹子の部屋”。
と言ってもちゃんと台本はあるのでゲストと司会者の”2人芝居”です。
このBette Bourneという方、見た目はイギリスの美輪さんといった感じ。
髪は黄色くありませんが・・・。
ゲイでドラッグクイーンで俳優で、と波瀾万丈な人生。
今回はその実話に基づいたお芝居でした。


観劇54本目『Dunsinane』by David Greig
RSCの作品。
「マクベス」の外伝と言うかその後を綴った創作芝居。
オープニングはちょっと蜷川さんの芝居を思い起こさせる様な感じ。
若い役者もいっぱい出ていて全体的におもしろかったです。
自分でもやってみたい作品。


観劇55本目『Really Old,Like Forty Five』by Tamsin Oglesby
高齢化社会をあつかった作品。
誰も他人事とは思えない問題をコメディタッチで描いてました。
うちの女優ならどう演るんだろう?とか考えながら観てました。
お婆ちゃん可愛かったなぁ(‐^▽^‐)
娘役の役者の演技が?でしたけどおもしろかったです。


観劇56本目『Greta Garbo came to Donegal』by Frank McGuinness
以前俳優座劇場で弊劇団の松本祐子が演出した「Someone」と同じ作家。
1960年代アイルランドのDonegalという町のとある家にグレタ・ガルボが
お忍びでやってきます。
本がしっかり書けていて役者もしっかりお芝居している。
好い時の新劇のようなお芝居。僕は好きです。
そしてまたアイルランド訛りの女の子にやられてしまいました(●´ω`●)ゞ


観劇57本目『HELDENPLATZ』by Thomas Bernhard
20分の休憩を挟んだ前後半が全く違った印象を受けた芝居でした。
前半は(退屈なぐらい)淡々とした芝居。後半はうってかわって”別役実”。
後半の方が好きです。


観劇58本目『Six Degrees of Separation』by John Guare
以前Will Smithなどが出演して映画化されていたそうです。
上流社会に憧れた貧しいゲイの黒人青年のお話。
こっちで芝居を観てると黒人、もしくはアイルランドを題材にした
作品がすごく多い様な気がします。


観劇59本目『Serenading Louie』by Lanford Wilson
お気に入りの劇場の1つであるDonmar Warehouseでの公演。
セットの使い方が面白かったです。
1970年代2組の夫婦の話なんですけどセットは1つ。
二組の夫婦が全く同じ部屋のセットを上手く使います。
限られた小劇場のスペースを非常に上手く使った作品だと思いました。


観劇60本目『Richard III』by Wiliam Shakespeare
フリンジ(実験的な劇)でのシェイクスピアだったので少し期待をして
いったのですが衣装を現代にしている以外は特に・・・期待はずれ。


またまたキリがよくなってしまったのでさらに続きます→