星症状




額、小鼻(鼻の両側の盛り上がってる部分)、鼻の下の唇に近いところ、うなじ、首全体のVネック部、胸の上部のV部、手の甲  日光の当たる部分に一致して出来る。




紅斑(赤い発疹)、丘疹(小さなぶつぶつ)、結節(1cmを超えた発疹)、蕁麻疹、水泡(水ぶくれ)、色素沈着




紅斑(赤い発疹) が出来る症例が多いそうです。








星原因





内因性(もともと体にあるものや体質)や、外因性(外から入った薬などが原因)に大きく分けられる。






1内因性




内因性は内容がてんこ盛りでしたので、遠藤先生HPからすべて引用しました。↓


専門用語の部分だけ太字で補足つけました。


冷え症や肩こりがあり、白血球が少ない女性は、抗核抗体が少し上昇していることがあり、しばしばちょっと日光を浴びただけで真っ赤になることがあるそうです。




朝早く出勤し、夜遅く帰るようなもぐら生活をしていると、休日などにたまに紫外線を浴びるとひどいことになります。




☆日焼けで黒くなりやすいのも日本人に多いのですが、UV化粧品を使いはじめると、光線過敏のない人も、紫外線に影響されやすい状態になります。


 


☆内因性の光線過敏症としてよくみられるものに、日光じんま疹があります。


 


いろんな自己免疫疾患、いわゆる膠原病については、しばしば光線過敏があります。

 全身性エリテマトーデス(SLE)では鼻をはさんで蝶形紅斑


 皮膚筋炎では顔面の目の上方にヘリオトロープ疹(まぶたに紫色の発疹)


 手指関節背部にゴットロン徴候(手指の関節表面の皮が剥げた紫色の皮疹)


 がみられます。




アルコール性肝障害など様々な肝障害の患者さんはしばしば光線過敏症がみられます。


 皮膚晩発性ポルフィリン症は、長期にわたって大酒を飲んでいるアルコール性肝障害の患者さんやC型肝炎  の患者さんに、ポルフィリンという物質が体内に増えて、これが光線過敏を引き起こす病気です。

 日光が当たったところに小水疱、びらん(引っかいて表面めくれた状態)ができて、よくなると瘢痕になるというような経過を繰り返します。


 ポルフィリン症には他に、先天性ポルフィリン症や骨髄性プロとポルフィリン症、急性間欠性ポルフィリン症などの遺伝する病気があって、いずれも光線過敏症がみられます。




☆ビタミンBのひとつであるニコチン酸アミド(ナイアシン)の欠乏症からペラグラという病気がありますが、


これにも光線過敏症がみられます。

 ニコチン酸アミドは必須アミノ酸のトリプトファンから体内で生成されます。

 ペラグラは過度のダイエットなどの不適当な食事、慢性アルコール中毒や胃腸の吸収よくない人、抗結核薬の INAH、抗がん剤の6-MPや5FUなどでみられます。

 下痢や口内炎、知覚異常・頭痛・意識障害などの神経症状もみられます。


 


色素性乾皮症(XP)は、常染色体劣性遺伝で、A群からG群とVariantの全部で8群に分けられます。

 いずれも紫外線を浴びた後に起こるDNA損傷を修復するメカニズムに異常があるために皮膚腫瘍が発生します。


 


種痘様水疱症はEBウイルスに関連した光線過敏症です。




慢性多形日光疹(PLE)は日光に浴びてから発疹が出現する原因不明の病気の寄せ集めです。


 これがさらに慢性化、重症化したものが慢性光線性皮膚炎です。

 






2外因性





①光を吸収して皮膚障害を起こす光毒性物質





光毒性物質(紫外線の感受性を高める物質)が起こす。




ソラレン(レモン、オレンジ、パセリ、クロレラに含まれる)


  レモンパックしてレモンのわっかの形にシミが出来たなんてこともあるんですって。゚(T^T)゚。




テトラサイクリン(抗生剤のひとつ)


  ミノマイシン、ビブラマイシン。


  マラリアに対する予防投与で長期間ビブラマイシンを服用する場合特に注意




コールタール


  かつて木材の防腐剤に使われていたそうだが、現在は使われなくなってきている。


  皮膚疾患には発癌性の問題から現在使われていないそう。




サイアザイド系利尿剤(高血圧治療薬の代表的なもの)




アントラセン(木材の保存剤、殺虫剤、塗料に用いられる)


  




②光を吸収して化学変化して抗原となり、アレルギー反応が起きる光アレルギー性




1.薬剤




利尿剤、利尿剤入りの降圧剤(エカード、プレミネントなど)




抗生剤(ニューキノロン系、テトラサイクリン系など)




鎮静剤




非ステロイド系抗炎症剤


有名なものだとモーラステープに含まれるケトプロフェンみたいですね。


photo:01







スタチン系抗コレステロール剤(メバロチン、リポバス、リピトールなど)





抗ヒスタミン剤(ニポラジン/ゼスラン、レスタミンなど)





アロフト(腰痛、肩こり治療に使われる薬)





5FU(抗がん剤)





ダカルバジン(悪性黒色腫に使われる薬)





ビタミンB6(一日500mg以上長期間服用した場合)





紫外線吸収剤(SPF30とか書かれた日焼け止め)





など。




2.天然物


キャベツ、イチジク、セロリ、ベルガモット油、香料、クロロフィルa分解産物(野沢菜、アワビ、クロレラ)。







星対処法





日光過敏って結構聞くんですよね。私の周りでも二人いました。






これも原因治療が重要だそうです。




私日光過敏ないのでビックリしたけど、日焼け止めが悪化要因になってる可能性があるかもしれないんですね。


日光が悪いと思って、日焼け止め使っちゃいそうです。




原因が外因性の場合は、その原因となる薬や食べ物を避けるのがベストですね。




内因性の場合で病気ではなく日光蕁麻疹や体質の場合、運動会とか小さい頃に日光による悪影響が無く後天的に日光に対する耐性が弱まっているのであれば冬場から紫外線に慣らしていくのもいい方法だそうです。




いずれにせよ、普段使っている薬や化粧品の成分全部書き出して、皮膚科医に診断してもらった方がよさそうですね(^▽^)








星参考URL




遠藤アレルギークリニック/ アトピー性皮膚炎の合併症




モーラステープと光接触皮膚炎




その他、薬・専門用語の検索 wikiや薬辞典など





体験談ありましたらお聞かせください(^▽^)


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