「アーキテクチャと思考の場所」 | ARATA's blog

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本と映画と教育についてのひとりごと


 東工大で開催されたシンポジウムに行ってきました。
 パネリストは、浅田彰、磯崎新、宇野常寛、濱野智史、宮台真司、東浩紀の6氏。

 僕は1時間遅れで到着したのですが、
 簡単に感想を書くと、
 このシンポジウムでは社会学的、現場主義的なタームで語る人と
 現代思想的、抽象的なタームで語る人がいて混乱していた気はします。
 
 宮台さんは「失敗」と冗談でおっしゃっていましたが、
 そしてその理由は「空回り」だともおっしゃっていましたが、
 彼の立場からすると、「失敗」であろうと僕も思います。

 しかし、東さんは必死に思想のタームで語ろうとし、
 その結果抽象論に走った(そしてニコ動やひろゆきの話に拡散…)。
 そこは評価できると思います。
 つまり具体的な出来事から、抽象論へ移行し、新しい言葉で語るという作業
 これは、現存の言葉が通用しない新たな問題が出てきた時に有効な方法です。

 
 余談ですが、浅田さんを初めてお目にかけましたが、 
 あんなに陽気な人だったのですね。
 少し驚きました。