急激なダイエットで失うもの
■ 急激なダイエットで失うもの
食事制限をして行う急激なダイエットが何故いけないのか。
一番大きな理由は筋肉が失われるからです。
短期間で痩せようとすると、人間の生存本能により
生命維持に大切な順位でカラダを守ろうとします。
脳や心臓といった臓器から始まり、順序が決まってます。
では
なぜ筋肉は脂肪より早く減ってしまうのか
ということですが
2つ理由があります。
1つは筋肉の消費エネルギーが大きいため、食物を取れない
状況になってきたときに、本能で一番燃料を使う筋肉を
小さくしようとするからです。
2つ目は人類が長きに渡って戦ってきた『飢餓』に対して
エネルギーを溜め込むという進化の一環として、脂肪は
溜まりやすくなっているということです。
現に餓死した人を解剖してみると、2~3キロの脂肪は
残っているそうです。
つまり急激にダイエットしてしまうと一番カロリーを
消費してくれる筋肉を失うことになりかねない
ということです。
ですから、痩せるためには『食べなくてはなりません』
そして
食べるものと食べ方の習慣を変え
筋肉を動かす習慣を作ることが大切です。
確かに『10日で10キロ痩せる』とか
『緊急ダイエットを求められるモデル絶賛』といわれると
興味を持つことでしょう。
しかし、特に女性の場合は無理な減量の影響で
不妊や、その他の体調悪化や、
精神的なダメージを受けてしまうと
そこから回復するために、大変な辛さを伴う
治療を受けなくてはならなくなる、可能性があります。
どうぞあなた自身のカラダと、人生を大切にするためにも
健康を十分考慮した無理のないダイエットをしてくださいね。
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