2016.10.30は京都に行ってきました( ´ ▽ ` )ノ
お次の京都非公開文化財特別公開(10/28~11/7)は、奥書院を特別公開している妙蓮寺です。
日像聖人の創建、日慶聖人の再興、天文法華の乱により灰燼に帰すも復興され、豊臣秀吉の聚楽第造営の折に現在地に移転。
しかし、天明の大火により宝蔵と鐘楼以外は焼失、江戸期から徐々に復興して現在に至る、とのこと。
この「宝蔵は焼失を免れた」が大きなポイントで、こちらのお寺さんでは長谷川等伯ら長谷川一派の障壁画を見ることができます!
去年、見損ねたので、1年越しの対面♡
と言いつつ順路にしたがって、まずは表書院から十六羅漢石庭へ。
作庭は桂離宮の造園も指図した玉淵坊日首。
中央にある大きな石 臥牛石は、秀吉が伏見城から写したのだそう。
その後、宝蔵へ。
本阿弥光悦が書写した「立正安国論」、赤穂義士遺髪墓、秀吉と徳川15代の御朱印、その他にも色んな宝物があります。
お待ちかねの、等伯の障壁画「松櫻之図」と、長谷川宗宅の「吉野櫻◯屏風」もあります(*^_^*)
(◯の文字を出せないのですが、鄙の旁なしです)
おー!これかー!
更に奥書院へ進むと、なんと!
まだ等伯の障壁画がありました!
金地に松と桜が描かれた「松櫻之図」は、宝蔵とはまた別のもので、なんと56歳の頃に描いたのだそうです (@_@)
大きな画面に力強い枝ぶりで、息子さんと共同合作だそうですが、それでもすごいです!
金地に杉と桜が描かれた「鉾形之図」は、かなり金地がキレイです。
そして、「松櫻之図」の裏面に、銀地に柳を描いた「柳図」は、全体的に黒ずんでしまっていて残念(T-T)
その分、想像力、フル回転でした(^-^)
京都非公開文化財特別公開は全21ヶ所。
狩野派関連は3ヶ所ありました。
ぜひチェックしてみてくださいね( ´ ▽ ` )ノ
山門は、禁裏から拝領した両袖番所付