高槻、中一女子殺害、あまりにむごいひと夏の出来事。 | ”秋山なお”の美粒ブログ

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 昔から、人の行動パターンは、変わっていない。昔から、悪い奴はいたし、昔から、思春期には、ひと夏の冒険をめざして、自分の世界を広げようとする。特に、小学校から中学生になれば、人とのつながりも増える。10人の世界が100人になる。悪い奴もそれでふえて、グループ化する。情報社会であるから、水面下で隠蔽されて事も、どんどん、ネットにあがっている。体は、すくなくとも、2-3歳は早熟になっている。しかし、情報は増えても、それに伴う精神は、追従していない。みんながもっているから、中学生ともなれば、スマートフォンをもっている。そこから、昔は隠ぺいされていた秘め事や人間の欲望の裏表、大人の性欲のおぞましさ、それらが、ネットをとおして、見てとれる。そして、ラインのネットワークで、薄汚れた歪んだ心の人たちとも、外装的には簡単につながる。仮面をとおしたネットワークだから、未熟な若者には、その裏側がわからない。ゴキブリホイホイのように、その中に紛れ込んでしまう。昔ではありえなかったことが、簡単にその薄汚れた人の罠に落ちてしまう。

 

 平田奈津美さん、写真やテレビでみれば、まだあどけない中一のお嬢ちゃんである。大阪でいうある意味、やんちゃなお嬢ちゃんである。防犯ビデオでもみても、小柄な星野君をつれて、うろうろしている。典型的な大阪のやんちゃな少女である。もし、事件がおきなければ、両親に怒られながらも、このひと夏の冒険をとおして、すこし、おとなに近づいていっただろう。また、来年、再来年の夏になれば、小柄な星野君も、おおきくなって、170から180cmになり、恋愛の対象になって、ひと夏の冒険から、ひと夏の体験へとすすんだかもしれない。これからいろんな事が沢山あったはずである。

 

 二人の足取りをみれば、寝屋川駅で自転車を止めたのが午後3時ごろ、平田さんが殺害されたのが午後の7時、その4時間の間で、犯人グループと接触し、どこかへ連れていかれたのか、ついていったのか、わからないが、どこかへいき、そこで、何かが起きて殺害された。だれが、考えても、そうならざるをえない。そこそこの大きなターミナル、午後3時から4時、人通りもおおかったはずである。そこで、強引に拉致されていたなら、誰でもわかる。15歳から20歳ぐらいの不良グループ、その中に、平田さんか星野さんの知り合いがいたのであろう、そうしなければ、簡単にはついていかない。

 

 中一の思春期、普通の子供である。そこで、何かを強引にやれと強要されたのだろう、または、乱暴にされそうになったのかもしれない、それはわからない、しかし、そのグループにとって、否定的な態度をとったはずである。そのグループのリーダーにとって、非常に不快な態度を平田さんは、無防備にも、とった。或る意味、やんちゃな子だから、それがでたのだろう。この暴行は、見せしめである。昔の連合赤軍のように、昔の軍隊での虐待のように、或る意味、集団的なリンチである。手足を縛られ、無防備状態で、刃物で、刺していく。30か所の切り傷があったというから、どれだけおぞましいか、そして、ひとつは、骨の所まで、さされたのであるから、これは、狂気のなにものでもない。騒ぐから、ガムテープで、ぐるぐるまきにしたのだろう、そして、どこからか、刺すことが、快楽に変わっていく。そして、ぐったりとした。そのとき、これはやばいと思ったのだろう、狂気から現実に覚醒したとき、自分たちが何をやったのか、それも、いたいけな少女を殺したと気付いた時、何をしたか、遺棄することしかできなかったろう。

 

 問題なのは、星野くんがその時、どこにいたのかである。どこか、別なところにいてくれたらいいと願うだけである。そうすれば、まだ、彼は救われる。あとで、自分を責めるだろうが、それはそれで解決できる問題である。それ以外は、平田さんと同じように、現場をみられたから、殺害されているか、それとも、平田さんの殺害に、おまえもやれといって、強要させてやらせたかである。共犯にさせなければ、たれこまれるからである。こういった悪の不良のリーダーは、頭がいいから、そのぐらいのことはさせるだろう。そうなれば、星野くんの精神は、完全に崩壊しているだろう。あまりにもむごい、殺戮の現場をみたら、12歳の少年に、どれだけ、深い傷を負わせることになるか、永遠に消えない傷となるはずである。

 

 平田さんも星野君も、普通の少年少女、ごく当たり前、平田さんは、すこし、好奇心が人よりも旺盛で、活発で、やんちゃな、典型的な大阪のお嬢ちゃんであったろう。そのままいけば、大阪で生まれて大阪でそだった勝気な女性になり、そのまま、歳をとれば、典型的な大阪のおばちゃんになったであろう。

 

 これは、あかん、これは、だめすぎる。大阪では、けっして、ゆるしてはいけない事案である。大阪の大阪らしいお嬢ちゃん、すこし、羽目をはずしたかもしれないが、それを包みこんで行くのが大阪、それが、このような事になるのは、すでに大阪が崩壊している証拠である。大阪と言う町が、高速ネット情報社会の悪い一面に乗っ取られている。

 

 すでに、警察は、犯人にたどり着いているだろう、未成年者もいるだろうから、裏付けをとっているだろう。白昼堂々と平田さんと星野くんが、ついていった。その現場を見ている人がいる。平田さんが生前見た最後の一時間、どれほど、苦しかったか、どれほど痛ましかったか、どれほどの恐怖を味わったか、それで、むごい殺され方をした。お盆の最中である。彼女の魂は、どこへいったのだろうか。これは、絶対に、許しておけない事案である。大阪でこれは許したらあかん、大人が、もう一度、高速ネットワーク情報社会に対して、大阪をどうまもっていったらいいのか、悪とどうたたかうのか、考えないと、平田さんの魂は永遠に浮かばれない。