花の命は短い、アナログとデジタル、ハードとソフト。 | ”秋山なお”の美粒ブログ

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音楽、ナノテク、微粒化、日々の思いをつづっています。
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 技術革新が進む。コンピューターグラフィックも進んでくる。音楽も、PCに打ち込めば、電子ピアノが自在に弾いてくれる。いろんな音源の演出が可能だから、どんな映像も演出可能である。これから、ますます、操作性が簡素化され、技法的には、かつて、プロと呼ばれた人しか製作できなかったことが、そこそこ、数年勉強すれば、だれでもできるようになる。昔なら、数億円必要だったものが、いまなら、PCとすこしの知識と感性があれば、数万円ぐらいでできてしまう。時代とトレンドは、ますますアナログ的とデジタル的、ハードとソフトの格差を生んでいく。多くの人は、勘違いをしている。デジタルやソフトを作り上げているのが、アナログとハードであることに、気付いていない。

 

 後十年後、世界はまだ過渡期だろうが、劇的な変化を遂げているはずである。熱電革命、導電性革命、半導体革命が起きていて、根本的に今ある価値観、文化をひっくり返しているからである。革命というのは、不連続なジャンプを意味する。想像できなかったことが現実の世界となることである。手塚治虫さんの鉄腕アトムの世界に、近づくことになるかもしれない。技術革新の方向性は、明らかに、世界を一つにする。均質化になろうとする。なぜなら、さらなる情報社会になるからである。一番、端的になるのは、自分の体温でうごく多言語翻訳器ができるということである。瞬間的に相手の言葉を数値化し、それを母国語に翻訳してくれる。それを小型のスピーカーで発生してくれる。もはや、世界は一つになる。坂本竜馬が夢見た世界に、近づくことになる。言葉がわかれば、それぞれの文化も歴史も宗教も理解する。だんだんと、世界が共通化してくる。もはや、戦争を起こす意味がなくなる。多くの人の声が反映されるからである。だれも、戦争など欲していない。だから、情報社会になればなるほど、戦争など、おきない。戦争を仕掛けた瞬間に、世界全体からその国はつぶされることになるからである。

 

 今、30代の人が50代になるころには、劇的な変化を遂げている。どんなビジネスモデルがなりたっているかわからない。需要と供給のバランスがどうなっているかわからない。これからは、それなりの判断ができるPCが職場を占領する。ソフトは、ソフトで作る時代がくる。ゲームを簡単にできるゲームソフトができ、小学生でも、面白いゲームができる時代となるだろう。そうなれば、そこに、ビジネスの価値はなくなる。もし、多言語翻訳器がでれば、通訳という職業もなくなる。もうすでに、HPを作る会社も、淘汰されつつある。

 

 今、日本で潤っている会社とは、ハードを作っている会社である。下流が消費者とすれば、上流側にいるところである。モーターを作るところ、電線を作るところ、重機をつくっているところ、機械をつくっているところ、電子部品や電子計装を作っているところ、そして、原料加工を作っているところ、テレビやネットで宣伝する必要のないところである。

 

 これから、熱電革命、導電性革命、半導体革命が起きてくる。そこに、膨大な設備投資や膨大なインフラが必要になる。それが、ドミノのように、世界のすみずみまで、動く。そして、その後、その技術をベースにして、宇宙へといくはずである。需要と供給は、あきらかな変化を遂げる。社会構造は一変する。田中角栄氏の日本列島改造論どころの騒ぎではなくなる、世界改造論まで、話は飛躍するだろう。日本の大手の総合商社は、ちまなこになって、新しい商権の獲得を目指して、これから水面下で動き回るはずである。金持ちになった中国の資本、アメリカ資本、ヨーロッパ資本、ユダヤ資本、世界の利権と覇権を狙って、いろんなことを仕掛けてくるだろう。

 

 若者は、時代の先をよみ、将来、鉄腕アトム的な世界観がくることを予見して、いま、何をすべきか、考えて、行動したらいい、お金は、限られている。どこに、自己の投資をしたらいいか、考えたらいい。デジタルやソフトを作り上げているのが、アナログとハードであること、それに気付けば、次の一手が見えてくるはずである。