45 キチヌ第45目 キチヌ(yellowfin seabream) Acanthopagrus latus(Houttuyn, 1782)西日本からオーストラリア、アフリカ東岸まで、西太平洋とインド洋に広く分布するが、南西諸島には分布しない。クロダイよりも内湾を好み、河口域に多く生息する。和名どおり、腹びれ・尻びれ・尾びれが黄色いので、「キビレ」「キビレチヌ」などと呼んでクロダイと区別する。側線鱗数は43–48枚、背鰭から側線までの鱗は4列で、クロダイよりも鱗の数が少ない。クロダイの産卵期が春に対して、秋産卵を行う。捕獲場所浜寺水路