堺市議が「たんす預金(?)4100万円で住宅を一括購入」
13日付、毎日新聞大阪版の夕刊一面を見て、ビックリした!
「堺市議がたんす預金で4100万円の住宅一括購入」
という見出しだった。
「市会議員なら、たんす預金は4000万円ぐらい持っているもんなんや!」
と驚いた。
(ま、冗談ですが)
しかも、この市議会議員は、「堺市の資産公開制度」に基づく預貯金は「100万円未満」と報告していた。
市の条例では「たんす預金」は、資産公開する規定がない。
当の本人、堺市議「石崎善隆」氏(37歳)(え!たいして歳かわらへんがな!)曰く、
「生活費は、父が世話(父は、不動産賃貸業を営む)してくれている。
だから、父の仕事の手伝い報酬(?)月数万円と、議員報酬の全てを、蓄えておいた。
保険会社の倒産で掛金を失った経験から、預貯金は信用できない。
銀行の貸金庫に保管してあったお金で住宅を購入した。」
ということらしい。
また、「たんす預金」を資産報告書に記載しなかったことについては、
「現行の規則に従ったためだが、制度の趣旨に照らすと、記載すべきだとの意見ももっともだ。
反省し、今後は条例改正に取り組みたい」
と話している。
この件で何が気になるか?ということは、
「制度に従ったまで」
という「市議の言いぐさ」である。
正直、国会議員を含めた「資産公開制度」など、全て信用しているわけではない。
あらゆる法の抜け道を探り、巧みに資金を隠していることなど、想像がつく。
いくら、銀行に「預貯金が100万円」でも、
「あ、それと、別に銀行の貸金庫に4000万円ぐらい保管しています」
ぐらいのことは、正直に言っていいだろう、と思う。
「まるで、隠していたかのような報道」
は、多少「行き過ぎ」とも感じる。
だが、
「まともな大人ならば、資産公開という制度の趣旨を理解し、公開しておくのが、常識ではないか?」
と思う。
「まともな大人ならば」
ということが、大前提では、あるが。
どうも、こういった「騒動」は、
「議員と、市民の感覚が、かけはなれている」
ことが、原因である、と考えている。
議員側からすれば、
「それぐらいは、いいだろう」
市民からすれば、
「そんなことぐらいは、当然だろう」
という、「ズレ」があるのだろう。
このような「ズレ」を埋めぬ限り、
「日本の真の民主化は遠い」
と感じざるをえない。
「それぐらいで、オーバーな」
と言われるかもしれない。
だが、
「それぐらい」と思うことより、「そういったことから」
と、私は思う。