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2010年08月30日(月)

『現代語訳 武士道』

テーマ:なんでも読んでみよう

『現代語訳 武士道』   新渡戸 稲造/著、 山本博文/訳、 ちくま新書(2010)


またまた現代語訳シリーズ。 以前読んだのは、コレ と、コレ



この現代語訳・・・・、判りやすい。読みやすい。
新渡戸さんは、日本人や日本文化を知らしめるため、欧米の論文、歴史書、文芸書、そしてもちろん聖書などを引用して説明している。

説明する相手は欧米人。100年前の欧米人に向けて説明するために書かれたものだ。

ってことで、その論理展開や例え話は、現代の日本人にとっても非常に判りやすいものとなっている(と思う)。

自分を律する規範をどこに求めるかってのは、宗教を信じないものにとっては、結構面倒な問題ではあるが、こういうのを読んでおくのは、自分なりの考えをまとめるための一つの取っ掛かりになるかもしれないネ。


多くの人が読み継いできている理由がなんとなく判ったような気がする・・・。

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2010年08月27日(金)

検索チャン。

テーマ:メモランダム

夏休みも終盤のこの時期、「○○○○○ 感想文」とか、「△△△△△ 要約」といったキーワードで検索して、当ブログに辿り着いた人達が結構な数いる。。。


当ブログでは、稚拙な文章・・・、まとまらない要約・・・、的外れな指摘・・・、勝手な思い込みいっぱいの感想・・・、などなどが満載。

・・・お役に立てなくてゴメン (TωT)


サイト検索するくらいなら、読んじまった方が早いかもよ。。。

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2010年08月27日(金)

『ガラスの鍵』

テーマ:ミステリーとか
THE GLASS KEY (1931)




『ガラスの鍵』  ダシール・ハメット/著、 池田真紀子/訳、 光文社古典新訳文庫(2010)



ん~、マンシェット が来て、そんでもって次はハメットかァー!


ハメットとはねェ・・・ あの、ダシール・ハメット を古典新訳文庫に入れてくるとは!


ほんと、光文社のこのシリーズは意表をついてくる。 やってくれる。 光文社のこの姿勢には頭が下がる。


編集部は、予想外の新訳を持ってきて、読者を驚かそうと狙っているに違いない。 あまりにも嬉しいので、素直に驚いてあげよう。


 


それにしても『ガラスの鍵』とはネェ~!


『マルタの鷹』でもなく、『赤い収穫』でもない、ハメット自身が一番気に入っていたというアルティメット作品。


メランコリックなチャンドラー作品 と常に対比されてきたハメットのスーパー・ドライな作品が、この『ガラスの鍵』。 


何十年かぶりに読んだが、こんなに良かったか?と思ったくらい素晴らしかった。


学生の頃に読んだ時は全然判らなかった主人公の非情さや孤独さが沁みた。




今年のベストに推してもいいくらいだ! お薦めです。




巻末の「解説」もイイです。


古典新訳文庫は、この「解説」も読みどころです。




【これまでに読んだ光文社古典新訳文庫】


『ガラスの鍵』  『天来の美酒/消えちゃった』   『種の起源(上)』   『種の起源(下)』
 『カフェ古典新約文庫 Vol.1』   『闇の奥』   『愚者(あほ)が出てくる、城塞(おしろ)が見える』
 『幼年期の終わり』   『木曜日だった男』   『飛ぶ教室』   『プークが丘の妖精パック』  『黒猫/モルグ街の殺人 他6編』   『永遠平和のために/啓蒙とは何か 他3編』   『猫とともに去りぬ』

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2010年08月26日(木)

『ビーグル号航海記 (上)』

テーマ:自然科学とか
松山に行く前には、ほとんど読み終わっていたのだが、今朝、車中で最後の数ページを読み終えた。
既にだいぶ中身を忘れている・・・。

『ビーグル号航海記 上』  チャールズ・ダーウィン/著、 島地威雄/訳、 岩波文庫(1961)


ダーウィン20代の頃、ビーグル号という帆船で世界一周航海した時の記録。 文庫本で上・中・下の3巻。

有名なガラパゴス島のフィンチのくちばしの構造の違いを観察した話は下巻で登場。


この上巻では、南アメリカ大陸の大西洋側地域の自然環境、気候、地質、動植物、ときには(現地の)人間について、ダーウィンの観察所見や推察所見が記載されている。 要は、「博物誌」ってことだ。 


寄港先では、馬や現地人を雇って内陸への標本採取に行っている。自然環境の過酷さはもとより、インディアンからの襲撃に備えなくてはならなかったりと、これが結構大変な旅程で、冒険譚にもなっている。

しかし、観察の様子や観察結果から推測・推察される事柄は、非常に淡々と書き連ねられているだけなので物語性はほとんどない。

自然淘汰説や進化論を世に出す前のダーウィンが何を観ていて、どんなことを考えていたのか、そんなことが少しでも知りたい場合にはイイかもしれないけど、はっきり云って面白い記述箇所はあまりない・・・。

ただ、この上巻を読んだだけでも、ダーウィンは、生物学だけでなく地質学や文化人類学などにも精通していたことが判るし、同種の動物が地域間で形態や行動を少しづつ変化させているという比較観察の結果からは、既に進化論的な考え方が萌芽しているのが伺える。


まァ、上・中・下の3巻を一気に通読できるほどエキサイティングな内容でもないので、他の本を読む合い間あいまに少しづつ、チビチビと読むことにする。。。

(絶版状態だったこの本を見つけたときは興奮したんだがなァ・・・(^_^;))

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2010年08月25日(水)

松山でポタ。 しまなみ海道をポタ。

テーマ:今日のポタ

8月18日のお昼に松山空港に降り、空港バスで松山駅へ。

松山市の中心には、130m程の勝山があり、その天辺には御城が屹立している。城山を取り巻くように路面電車のレールが施設されており、車道や自転車道、歩道も含めて、よく整備されている印象を持った。

松山の街中は、路面電車がカーブを曲がる際に車輪とレールが擦れて生じる金属音で溢れている。


本だけ読んで暮らせたら-松山02   本だけ読んで暮らせたら-松山03


市街地はコンパクトで、少し歩けば史跡の類にあたる。史跡、名所には必ずと言っていいほど、子規の句碑と俳句ポストなるものが立っている。



 ↓ 俳句ポストと子規の句碑             ↓ 子規堂。 この隣りに子規の墓もあった。
本だけ読んで暮らせたら-松山05    本だけ読んで暮らせたら-松山04


8月19日、学会の二日目の午後は専門家同士のセッションはなかったので、自転車を借りて市内観光に出かけた。

「坂の上の雲ミュージアム」なるものを横目に(そこには入場せず)、自転車を二之丸史跡庭園へと上がる坂道の下に停めて、庭園内を歩く。その後、庭園の脇にある立板の案内に従って、天守閣のほうへと歩を進めた。

気温40度越えのとんでもない熱さの中を、とんでもない急勾配の坂道を歩くこと10分。やっと城の足元に辿り付く。そこでロープウェイがあるのを観て、唖然・・・。こんなに歩かなくても良かったんだァ・・・(><;)


 ↓ 松山城本丸                    ↓ 天守閣外観
本だけ読んで暮らせたら-松山06   本だけ読んで暮らせたら-松山08


 ↓ 天守閣内からの眺望。 松山市内が一望できる、なるほどの立地。
本だけ読んで暮らせたら-松山07


御城を出て、またまた歩いて山を下って自転車に乗ったら、次の目的地は道後温泉。


 ↓ 道後温泉駅前。 ここにも市内を巡る路面電車でこれる。
本だけ読んで暮らせたら-松山09


8月21日の土曜日は、しまなみ海道サイクリング。前日の夕方に松山から今治に移動済み。

実は今回の四国行、学会発表は口実で、サイクリングがメインの目的だったりする??


本だけ読んで暮らせたら-松山10    本だけ読んで暮らせたら-松山11

本だけ読んで暮らせたら-松山12

サイクリングを満喫。 かなり熱かったけど・・・

今回は、本州側まで自転車で行く事はしなかった。 途中の大三島というところで宿泊。


次の機会があったら、今治~尾道を横断しなくちゃな・・・。

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2010年08月24日(火)

『スウェーデンはなぜ強いのか』

テーマ:なんでも読んでみよう

久しぶりの更新。


先週水曜日から今週日曜日まで、ある学会の年次発表会で松山に行っていた。

松山でのウィークデイの晩は毎日が飲み会。週末は、しまなみ海道を自転車で巡るという企画に乗っかり、炎天下の中ペダルを踏み、夜は飲んだくれていた。

日曜日に帰ってきて、月曜日には東京の勤務先で別の研究会に出席し、その後はまたまた飲み会。

水曜日から月曜日まで6日間ぶっ続けの飲み会。

・・・ってことで、本など読んでいる暇はなかった。


(松山市内の観光としまなみ海道サイクリングの写真をアップしておきたいのだが、めんどくさい・・・。)


1週間ぶりに通勤電車の中で読んだのがコレ。

スウェーデンはなぜ強いのか (PHP新書)/北岡 孝義

人身事故の影響で到着が遅れに遅れた電車では、読書がはかどること! 一気に読み終えてしまった。

スウェーデンの現代史から説き起こしているところが良い。

高福祉、高い税金、イケアなどのグローバル企業の躍進、・・・。なぜ、スウェーデン・システムが成功しているのか? やはり、かの国の過去からの経緯を知っているのとそうでないのとでは、理解の仕方に違いが出てくるのだろうな?? 親切な内容だ。


10月に予定されている北ヨーロッパへの出張。そこで訪れる国の一つがスウェーデン。

初めて行く土地について、僅かばかりでも知識を得ておかずにはいられない小心者・・・。

次はヘニング・マンケルでも読むか!?


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2010年08月15日(日)

『卵をめぐる祖父の戦争』

テーマ:ミステリーとか
CITY OF THIEVES (2008)
『卵をめぐる祖父の戦争』  デイヴィッド・ベニオフ/著、 田口俊樹/訳、 ハヤカワ・ポケット・ミステリ(2010)


第二次世界大戦時。ナチス・ドイツ軍に包囲された1941~42年のレニングラードが舞台。

900日に渡ってドイツ軍に包囲されたというレニングラード市内は、飢餓にあえぎ、市内のいたるところに死体が無造作に転がっているという悲惨な状況にあったという。 食糧配給は軍が優先されるばかりでなく、軍人による一般人への横暴もまかり通る状態・・・。


大晦日の晩。

落下傘降下してきたドイツ軍兵士の死体から物を盗んだ罪で投獄された17歳の青年レフ。

所属する部隊を離れ、脱走の罪で投獄された20歳の赤軍兵士コーリャ。

戦時下の犯罪として処刑されてもおかしくない2人に対して、赤軍の大佐からは「卵を調達せよ」との命令が下される。

卵・・・・大佐の娘の結婚式に用意されるべきケーキを作るために必要とされるもの・・・。


飢餓状況の真冬のレニングラードのどこを探しても卵などあるはずもない・・・市内をさすらう2人が見聞きするのは・・・、少しでも自分が生き延びるために他人を出し抜き、時には殺しも暇ぬヒトの醜さと悲しさばかりだ・・・。

レニングラード市内での卵捜索を諦め、2人はついにドイツ軍が駐留する郊外に足を伸ばす。飢えと寒さに苛まれる真冬の雪中行。2人が出くわす様々な理不尽と異常・・・。


↑ このような粗筋を書くと、凄惨な描写ばかりのドンヨリと暗い物語を想像されるかもしれない。 だが、実際はそうでもない。

レフとコーリャの会話には、ユーモアとエスプリとエロネタが満載で楽しいし、しかも時折、気の利いたセリフが発せられたりして、ドキッ!とさせてくれたりもする。

チビでデカ鼻、童貞、からっきし自分に自信のないレフ。金髪碧眼、饒舌で女にはもてるコーリャ。一見、相容れない二人のようであるが、文学という共通趣味を切っ掛けとした話や、窮地に陥った際の言動をお互いが密かに認め合ううちに、友情が育ち始める・・・。 そう、戦争という愚かしい極限状況下における2人の青年の冒険と友情の物語が描かれているのだ。私の好物なのだ。

短いが濃密な経験を通して育つ男同士の友情がサラリと描かれているところが実にイイ。


後半。

レフとコーリャの2人がドイツ軍兵士たちの慰み者として生かされている4人の少女達に出会ってから物語は加速する。

残虐非道な敵役、ドイツ軍少佐アーベントロートの登場。

天才的狙撃能力を持つパルチザンの女兵士ヴィカの登場。

4人の登場人物が絡み合うようになってから、本作は冒険小説の王道を一直線に走り出す。お決まりだが、読む者の感情を奮わさずにはおかない、青年の成長と恋と友情の物語だ!

ラストの一文まで楽しませてくれる極上のエンターテイメントだ!。


数日前に紹介した 『音もなく少女は』 に引き続き、今年のTOP10を狙える作品(そう云えばどちらも田口訳)。。

お薦めです。


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2010年08月13日(金)

積み過ぎ・・・

テーマ:読みたい・・・(未読本倉庫)

未読本、積読本、増殖中。


『ミラーニューロンの発見』

『遠い崖』 3~14巻

『文明の生態史観』  ・・・・・(2010.09/02読了)

『ビーグル号航海記』  ・中・下

『卵をめぐる祖父の戦争』  ・・・・・(2010.08/14読了)

『回帰者』

『ガラスの鍵』  ・・・・・(2010.08/27読了)


しかも、9月からは光文社古典新訳文庫でプルーストの『失われた時を求めて』全作の新訳版が刊行される。

ますます積読本が増えそう・・・。


昔のもまだまだ積んである・・・

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2010年08月10日(火)

『音もなく少女は』

テーマ:ミステリーとか
WOMAN (2004)
『音もなく少女は』   ボストン・テラン/著、 田口俊樹/訳、 文春文庫(2010)

1960年、70年代。ニューヨーク・ブロンクスが荒廃していた時代。

ブロンクスに生まれ、麻薬の売人の父親を持つ聾唖の娘イヴ。

夫の暴力を受けながらも、娘イヴを守り、聾学校に通わせる母親クラリッサ。

そして、暴君である父・夫から身を守る術を授けるべく、母娘に手を差し伸べるフラン。

過去、現在、3人の女たちには幾度となく絶望が押し寄せる。だが、その度に、絶望の中から立ち上がり、それらを克服する女たちを描いた物語。



出ましたッ! 今年一番のやつ!



本書でボストン・テランが創造した女たちは、私の脳内で明確な姿を形作り、動き、怒り、泣き叫び、戦う。

そう、泣き叫んでいた。生まれつき音を聞くことが出来ず、言葉を発することの出来ない少女であっても・・・。

本書を読んでいる間、私の脳は確かに彼女たちの存在を感じていた。


ボストン・テランが描いたこの物語は、読者が日常で使っている感情の薄皮を突き破る。

我々が普段は表出させる必要のない奥底に潜ませた感情を揺り動かす。


お薦めです。



ボストン・テラン作品の過去記事はこちら → 『神は銃弾』  『凶器の貴公子』


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2010年08月09日(月)

発見! ビーグル号

テーマ:メモランダム

     
ビーグル号航海記 上 (岩波文庫 青 912-1)/チャールズ・ダーウィン
ビーグル号航海記 中 (岩波文庫 青 912-2)/チャールズ・ダーウィン
ビーグル号航海記 下 (岩波文庫 青 912-3)/チャールズ・ダーウィン

イヤ~、驚いた!

絶版状態だった岩波文庫の 『ビーグル号航海記』 が復刊されてた。

さいたま新都心の紀伊國屋書店で偶然見つけた。 私が購入した一組しかなかった。 ラッキィー(^O^)/


ボストン・テランを読み終わったら、次はコレ!


本屋ってのは足繁く通うもんだネ~ッ!


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