私たち家族が
それはもう何年も前から
ずっとお世話になっていた
とても憧れのご夫婦がいました。

ご夫婦そろってお店をされていて
子育てしながら
何よりもお店を愛し家族を愛し
こんな風になれたら素敵だなぁと
心から思えるようなご夫婦です。

旦那さんと結婚前から
何度かお店にも足を運んで
息子くんと同級生になる娘ちゃんには
生まれて数ヶ月の頃に会いに行ったっけなぁ

いつ会っても笑顔が素敵で
旦那さんも奥さんも
お店のスタッフさんさえも
そこにいるだけで元気がもらえるような
そんな方達。

その旦那様が亡くなられたという話を聞いたのは
ほんの数週間前でした。

私自身、そしてうちの旦那さんももちろん
あまりのことに信じられなくて
このメッセージを見た時には
パソコンの前で涙が止まりませんでした。


今年の初め頃のこと
ちょうど、お店に用事があって
営業日に伺ったもののお休みで
彼女宛に久しぶりのメールをしていました。

それから音沙汰もなくて
忙しかったかなーなんて思っていたのだけど
私が連絡した、ちょうど数日前に
旦那さんが帰らぬ人となった、と
知り

何も知らなかったとはいえ
そんなタイミングで不躾な連絡をしてしまったことに
心底申し訳なく思い…

また、何か言葉をかけたいと思っても
どんな言葉も、お悔やみも
全てが白々しいと思ってしまうくらい
言葉にならなくて。


彼女から、訃報が届いたのが
ちょうど母の命日の頃でした。

母が亡くなって9年になったかな…

未だに鮮明で、思い返すと苦しくて
簡単に涙が溢れるくらい
重たい現実で
それでも、指折り数えないと
何年まえだっけ?って思えるくらいの
年月が流れて

喪失感と不安感に押しつぶされそうだった
当時から見れば
今はずいぶん気持ちも落ち着いたなって
思えるようになりました。

とにかく慌ただしい日々が
1年は続くはずで
でもふとした時に感じる
あぁもういないんだ、っていう感覚は
経験しないと伝わらないものなんじゃないかなって
思います。

どうかどうか
残されたご家族を
暖かく優しく包んでくれますように。

1日も早く、とは言えないけれど
穏やかに過ごせる日々が
やって来ますように。


まだまだお若くて
元気な盛りだった方が
簡単に彼岸にわたってしまうこともある
現実の厳しさ

いま、目の前の自分の大切な家族たちが
毎日元気に
無事家に帰ってきてくれることに
心から感謝して

ご冥福をお祈りします。