10時より、加茂神社に隣接する公民館より、
露払いが先頭に、山伏の法螺貝、笛や鉦の音とともに、


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香川用水でたわたに実る水田を横目に進む。


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加茂神社の境内に入ると、
行列はぐるりと回りながら


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龍王宮(大事そうな箱)を安置して、
幟と警護の者が四方に配置。


棒と長刀がそれぞれ四囲を祓い清め、


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中央で
「しばらく しばらく まずもって当年の雨乞い 諸願成就 天下泰平 国土安穏 氏子繁栄 耕作一粒万倍と振り出す棒は 東に向かって降三世夜叉(棒)(以下略)」
と問答す。


綾子踊とは、そもそも悪魔降伏の踊り。
旱魃による凶作は悪魔のしわざ。これを退治すれば、豊作まちがいナシ。
と、悪霊を払うよう、菖蒲の花を笠にさし(造花だけど)、小躍は緋色の服をまとい、棒と長刀という魔を払う武によって場を清めてから、綾子踊りは始まるのだ。
『綾子踊の里 佐文誌』参照