覚えてますか?戸塚ヨットスクールって。



『平成ジレンマ』

その戸塚ヨットスクールの現在を取材したドキュメンタリー映画です。


戸塚宏と戸塚ヨットスクールの30年と現在を描いたドキュメンタリー映画。
訓練生の死亡や行方不明事件を起こした戸塚ヨットスクール事件から30年前。
事件をきっかけに体罰は禁止され、戸塚宏は時代を代表する悪役となる。
4年前に出所した戸塚宏は現在も校長を務めている。
本作は事件当時からの長期取材により、現代社会が抱えるジレンマを浮かび上がらせる。



2011年1月29日より名古屋シネマテークにて先行ロードショー。
2月5日よりポレポレ東中野ほか、全国順次
公開


(オフィシャルサイトより転載)

東海テレビのプロデューサーが監督です。

以前、テレビで放送されたものに、未公開シーンを加えて映画になりました。



先日、彼に誘われてこの映画を見てきました。

場所は、今池にあるシネマテーク。

めちゃくちゃ雰囲気のある単館系の映画館です!

こういう感じ、好きかも・・・通いたくなります。

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こちらの映画館、なんと定員は40人。

上映時間の15分くらい前にのんびり向かったら、定員ギリギリ?

整理番号の札は、36・37でしたが、

私たちの後からも次々と来てたので、多分、補助席があるんじゃない?

って言ってたら、予想通り端っこの席はパイプ椅子が出ていました。

整理番号順に入りましたが、無事に彼と2人並んで座ることが出来ました。




戸塚ヨットスクールが、世に知れ渡った暴行死亡事件。


やはり、地元愛知で起こった事件なので、

裁判がどうとか、ニュースは見聞きしていました。


校長が逮捕され、報道陣たちの目の前で手錠された腕を上げてガッツポーズした

映像は、数回、この映画に出てきます。

当時報道された、ニュース映像・・・

生徒がボコボコに蹴られ、体罰を受けてるシーン・・・目を覆いたくなります。

海で頭を海水に押さえつけ、もがく生徒たち。


今はもう暴行は封印してるという。

入校してる何人かの生徒たちをそれぞれ取材しています。

目だけモザイクだったり、モザイクなしだったり。


スクールの屋上から飛び降りた生徒・・・

入校から3日目の出来ごと。

突発的な事故だったんです。


じゃあどうすればよかったの?

監禁すれば言われるし、今度は何?

管理できてないだって?!

どうしようもなかったの。

「本当に止められなかったのか?」「スクールに責任はないのか?」

当時、報道陣から取材を受けてる校長の苦悩が見えてきます・・・


本当は自傷癖のある子は受け入れてないけど、

どうしてもというこの子の親からの願いを初めて受け入れたばかり。

学校のせいでも、親のせいでもありません・・・

校長は言います、「なぜあんな子ができたの? その元を追求してくれんかなあ」


昔は家庭内暴力やらで手に負えない子供(いわゆる不良)が入ってたけど、

今は引きこもりやニートが多くなってきてるらしい。

いじめや教育現場の崩壊・・・

多くなってきているというモンスターペアレンツ。

先生よりも生徒の方が立場が上だという・・・


私は教育者でも無いし、子供もいません。

でも、あれだけ問題になったスクールが今も存在するのはどうして?


タイトル通り、ジレンマです。

考えても答えが出てきません・・・何が良くて何がいけないか?

今もまだ考えるとモヤモヤしちゃってます。


表。

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裏。
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