高校生時代からひどい生理痛に悩まされ、結婚してからは不妊症でつらい思いをした「子宮内膜症」
なんとか一人娘を授かることができたけど、その後も生理痛はひどくなるばかりでした
40歳を過ぎた頃からは、健診のたびに「子宮筋腫」があると言われるようになりました。
そして、ある日、とてつもない生理痛に襲われて気を失って倒れてしまったのです
このままでは普通の生活が送れないと思い、産婦人科を受診。
検査の結果、筋腫が5個あって、そのうちのひとつはこぶしほどの大きさがあると言われました。
さらに、子宮筋腫よりやっかいなものが見つかったと言うのです
それは、左側の卵巣の「チョコレート嚢腫」でした。
このまま放置しておくと、いずれ卵巣がんになる可能性が高いと言われ、思いきって、子宮と卵巣を取ってしまうことに決めました。
その時に悩んだのが、右側の卵巣をどうするか、ということです。
取ってしまえば、卵巣がんの心配はなくなるけど、女性ホルモンが出なくってしまう・・・。
まだ、40代半ばだった私は、全摘した後の更年期障害をおそれて、結局、右側の卵巣だけは残すことに決めました。
子宮全摘後の生活は、本当に快適でした
生理のわずらわしさはないし、いつでも温泉やプールに行けるし、なによりあの激痛から解放されたのですから
もっと早くに取ってしまえば良かったと思ったほどです。
そして、子宮全摘&左卵巣摘出してから6年後の昨年1月、乳がんの告知を受けました。
私の乳がんのタイプは、ホルモン感受性が強いタイプでした。
女性ホルモンをエサにして、乳がんが増殖していったのです。
そのことを聞いた時に思ったことは、6年前に右側の卵巣も摘出していたら、もしかしたら乳がんにならなかったのかもしれないのかなということでした。
今さら、そんなこと考えたってどうしようもないことなんだけど、「もし、~~だったら」っていう考えは好きじゃないんだけど、でも、今でも時々考えてしまいます。
今現在、タモキシフェンの副作用で、更年期鬱やホットフラッシュに悩まされているのだから、もしあの時に卵巣全摘していたら、その時からかなり更年期障害で苦しんでいたかもしれないですよね
でも、やっぱり、乳がんにならないで済んだのなら、その方がよかったな~なんて、どうしようもないことを考えてしまう今の私です