『ブルースフェスティバルとダーリンママ』

またまた私のロールモデルのとしえさんと、朝から晩まで濃ゆい時間を過ごしています。

バイロンベイにくると、いつもとしえ邸でお世話になっていますが、もはや第二の実家。

としえさんがいなくても、勝手に上がって、勝手に部屋に荷物をおいて、勝手にサーフボードやらタオルやらウェットスーツを借りて、勝手にサーフィンに行って、勝手に帰ってきてシャワーを浴びて、そしたらとしえさんが帰ってきて、『おかえりー！』みたいな構図。笑

とにかくこの２年間は本当によくバイロンベイに来ていて、落ち込むことがあるとバイロンベイ、嫌なことがあるとバイロンベイ、サーフィンがしたいとバイロンベイ、子供のいない週末はバイロンベイという感じで、なんだかんだと毎月来ています。

さて今年もまたやってきたイースターホリデー中に開催されるByron Bay Bluesfest。

世界各地から様々なミュージシャンがプレイする野外のミュージックフェスティバルです。

今年は、ジャック・ジョンソンや、ノーラ・ジョーンズも来ていました。

子供達も連れて行ったのですが、まあなんと今年はすごい雨！

みんなでレインコートを着て、長靴を履い来てて、ビチョビチョのぐちゃぐちゃの状態で頑張りました。

実は、ダーリンのご両親がニュージーランドからフェスに来ています。

ダーリンママは、なんと歩行器を使ってのフェス参加。

毎年恒例ご夫婦で参加するそうなのですが、ここ2年はお母様の具合が悪く参加できずにおり…

今年はもしかしたら最後かも…ということで、お母様大分無理をしての参加の模様。

『化学療法中だけど、病院にも担当医にも内緒で来ちゃった。歩行器だと障害者エリアを使えるからラッキーなのよ！』

とお茶目に笑っていましたが、障害者エリアに座っているお母様を見て、母を思い出してちょっと切なくなりました。

健常者だった母が、難病から歩けず動けずになり、施設に入り…という過程を見てきたからでしょうか。

大分痩せられてしまっていたけれど、子供達にも会ってもらえてよかった。

何度も何度も、「命を救ってくれた。」と、モーションポーションのお礼をされて、お役に立ててよかったなあと思いました。

バイロンのおかんのとしえさんにもダーリンママに会ってもらったのですが、『もうダーリンにしとき！あんな素敵なママおらへんで。あんな素敵な親に育てられてたら間違いない。』と、太鼓判の本当に素敵なママ。

一緒に写真を撮りたかったけど、母が病気になってからは、あまりに弱っている母の姿は写真に撮りたくなかったし、母もきっとそんな姿を撮られるのはイヤだろうと思い、写真は控えてました。

そんな事を思い出して、障害者エリアの柵の内側にいるダーリンママの写真は、撮れなかったです。

できる限り長生きしてほしいなあ。

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