ホエールウォッチングともうひとつの時間
こんばんは♪ オーストラリアのメルボルン在住のナチュロパス(自然療法師)なみです。
先日、バイロンベイで初体験したホエールウォッチング。
南極海から北に向かって移動するザトウクジラが、毎年冬にバイロンベイを通るため、冬のバイロンベイは、岸からでもクジラが見れるくらいクジラが多いのです。
岸から、そしてサーフィン中もクジラを見かけた事はあるのですが、ホエールウォッチングは初体験。
岸からも見れるし、別にボートに乗ってわざわざ船酔いしてまで、クジラ見に行く事なくない?ってずっと思っていました。
今回バイロンベイは波が超フラットでサーフィンできるような状態ではなく、友人に「それならホエールウォッチングでもしにいかない?」と誘われ、突然ホエールウォッチングに行く事となりました。
で、実際行ってみたら、これまたすっごくよかったです。
とても感動。
海の上でボーッとクジラを待つのってなんとも言えない。
とはいっても、ボーッとする暇もないくらい、クジラだらけのホエールウォッチングとなりました。
この日は、波も風も穏やかで、真冬なのに気温もマイルドな日。
まさにホエールウォッチング日和でした。
外洋に出るとすぐにクジラに出会えました。
1匹で感動していたら、その後どんどん数は増え、最終的には10匹くらいのクジラに囲まれる事に。
両側をクジラに囲まれてしまったので、どっちを見ていいのかわからなくなるくらい。
私は見逃してしまったのですが、船のすぐ傍でブリーチング(海の上で体をひねってジャンプする事をブリーチングというそうです)をしたクジラがいて、その波しぶきたるやすごかったです。
バッシャーンというより、ドッカーンという音と共に振り返ると、すごい水しぶき。
船の真横まできたクジラも何頭かいて、手を伸ばしたら撫でられそうでした。
クジラってものすごくフレンドリーらしく、毎年トンガにクジラとダイビングをしに行く友人によると、すり寄ってきたり、尾ひれで優しく触れてきたりもするんだそうです。
そんな事されたら、感動で卒倒しそう。
ザトウクジラは海の中で歌を歌うのですが、その音色が毎年変わるのだそうです。
運がよければ、水面にあがってくる直前にその歌を聞く事ができるそう。
素敵ですよね。
大好きな星野道夫の著書『旅をする木』に "もうひとつの時間" という章があります。
星野道夫が、東京から来た編集者の友人を連れて、船で南東アラスカの夏の海を周遊した時に遭遇したザトウクジラの群れ。
1頭のクジラが目の前でブチーチングをした姿がまるでスローモーションを見ているような壮大なシーンだったと彼は語ります。
クジラのブリーチングは、寄生虫を追い払うためとも、古くなった皮膚を落とすためとも、オス同士で威嚇するためとも、遊ぶためとも言われますが、星野道夫はこう言います。
『人間は動物のすべての行動に解釈を試みようとするが、クジラが何を伝えようとしているのか、結局ぼくたちがわかることはないだろう。
クジラはただ風を感じたかったのかもしれない。ただ何となく飛び上がってみたかったのかもしれない。』
その後、東京の忙しい生活に戻った友人は、このように語ったそうです。
『東京での仕事は忙しかったけど、本当に行ってよかった。
何がよかったって?
それはね、私が東京で慌ただしく働いている時、その同じ瞬間、もしかするとアラスカの海でクジラが飛び上がっているかもしれない、それを知ったこと。』
星野道夫はこう締めくくります。
『ぼくたちが毎日生きている同じ瞬間、もうひとつの時間が、確実にゆったりと流れている。
日々の暮らしの中で、心の片隅にそのことを意識できるかどうか、それは天と地の差ほど大きい。』
メルボルンに帰ってきて、相変わらず窓からは隣のビルしか見えないようなところで毎日暮らしていると、Big Pictureが見えなくなる事があります。
私がこうやってカタカタとPCをタイプしている時も、バイロンベイでは今頃ザトウクジラの群れが雄大に泳ぎ、どこかで大きなブリーチングをしているんだなあと思うと、早く海に帰りたくなりますね。笑
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