涙腺崩壊 | ブラウザ三国志ノート 「軍令」

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今回はブラ三そっちのけ。

私は案外涙腺が弱い方で、「大きな古時計」の3番を聞いてうるっときたりするわけだが、存外漫画ではそういう局面は少ない。実際映画でもさほどそういうことは多くはなく、しかしツボにハマると本当にまさに「涙腺崩壊」という状況になる。

起きた瞬間忘れてしまって記憶に残らないんだけど、なんかすごい悲しいのか感動なのかわからないが涙腺崩壊な夢を見て涙じゃじゃ漏れ状態で顔面びしゃびしゃで目を覚ましたことって一度くらいあるものだろう。なんかどんな映画よりも感動していたのか悲しかったのか知らんけど、覚えてねえ!ってアレ。アレに匹敵するほどの涙腺崩壊が起きているときにいかほど経験できるものであろうか。

私が今まで誰になんと言われようと人生最大に涙腺崩壊したのは「どうぶつ奇想天外」という番組で「盲導犬ミッキー」の話をみた時だ。あのときはたまたま家に親とか兄とかが来ていたにも関わらず、涙が㍑単位で出て脱水症状になりそうになった記憶がある。今まであれ以上に感動で泣いたことはたぶんなかろう。

コンビニでワンピース立ち読みしてたとき、たまたまそれがメリー号の最期みたいな巻で、立ち読みしながら涙腺崩壊したことがある。あれはちょっとマジ困った。くしゃみ、咳などして涙ちょちょぎれたふりをするというのもかなりまわりから不自然で超怪しい人にうつったことだろう。

ちらっと前に書いたが最近では  「ばらかもん」8巻で涙腺崩壊。


 「ばらかもん」傑作なのでぜひ一読をオススメする。



そして今日。つうかホントついさっき。

パステル家族 最新話(第61話)で涙腺崩壊。



なんかいろいろなことが心からアホらしく感じてくるお話だった。




オレらが頑張ってることって何か根本からズレてるような。


つうかCOMICOなるオンラインコミックサイトの作品だが、これは私の中で「新世代サザエさん」とでも言うべき傑作。仮にアニメ化されるならば、サザエさんの後継者になるくらいの気持ちで日曜とかで子供達も見れる時間帯に放映してもらいたいものだ。
すくなくとももっと日の目を見るべき作品であることは間違いなく、というより人は皆こういう家族に憧れるはずだと思うし、オレも憧れる。なんの変哲もない普通の家族のはずだが、実は本当の生きる目標ってのは最後はこういうところに行き着く気がしないでもない。

最初は普通の4コマっぽいギャグマンガかと思って読んでいた。そもそも電車の中で暇つぶしに見てみたのがキッカケ。しかし21話「福引の回」あたりからだんだん本領を発揮しはじめる。

系統的には「それでも町は廻っている」に近いニュアンスを感じる。

 「それでも町は廻っている」石黒正数

作者は間違いなく「それ町」の石黒先生と同じく「天才肌」でなにげないことがこの作品では様々な伏線となって後に謎がとけるような、基本ゆるい系の話であるのに続きが気になって仕方ないという稀有な作品である。
石黒先生は天才は天才でも普通では考えられない感性による「奇才」の類の作家であるが、このセイ先生は「あずまんが大王」や「よつばと!」のあずまきよひこ先生のような比較的正統派の天才肌作家だと思う。絵柄は見やすく、各キャラはデフォルメされている状態だとみんな顔が横長の楕円形になるため

 を連想させる。

まあ心がキレイになる作品なので是非読んで見るとよいです。21話以降からが本番。