好きな食べ物
つい数日前に、
アメンバー限定記事で書いた内容 の続き。
----------------
食育のお話をしてたんだけど、
その後も、目をうるうるっとさせながら
佐藤 剛史 さんの「すごい弁当力! 」という本を読んでます。
この本は、
「美味しく料理を作りましょう♪」みたいなレシピ集ではなくて、
料理をする意味、
そして、自分でごはんが作れる大切さを教えてくれてるもので、
食の現状や、日本が抱えてる社会問題にまでつながる、
そりゃもう!すごいテーマを取り上げてるんですよー。
--------------
例えば、よく言うじゃないですか。
「一人暮らしを始めたら、嫌でも自炊するでしょー。」って。
でも今の時代は、一人暮らしを始めたところで、
コンビニやファーストフード、居酒屋などなど、
自炊せずとも、食事を済ますことができるんですよね。
一人暮らしVS実家住まいの学生さんたちを対象とした
マーケリサーチも掲載されてるけど、
現状、朝は食べない、昼は外食かお菓子を食べて、
夜は居酒屋かファーストフード、よくてコンビニ弁当やスーパーのお惣菜。
実家の人は、かろうじてそれなりのものを食べてるけど、
自分でごはんを作れるもしくは、作っているという人は
一気に少数派になってるそうです。
「いつか、その時がきたらやるだろう」といっても、
けっきょく時間に追われ、仕事に追われ、
遅く帰ってから、自分のためだけに作る気になれない、
結婚したら相手がやってくれるだろう♪くらいに、
自分のこととしてとらえてないから、いつまでも自炊にいたらないの。
(今からは共働きの時代で家事分担もあるだろうし、
女の子も料理できない子が増えてるんだから、結婚してやってもらおうってことに無理があるのかも!?)
そう・・・。
料理ができるかできないかって、
一回でも多く、自分が台所に立って、
最初から最後まで、自分のチカラで作る習慣をつけるしか
身につかないし、できるようにならないんですよね。
便利な世の中と引き換えに、
理想の食生活が失われている弊害が、いかに大きいか!?
受験のための勉強も、そりゃ大事ですよ。
でも、勉強ができても、
自分で食べるものも作れない、子どもができても育てられないんじゃ、
生活もできないし、健康な家庭って築けないですから(;^_^A
学校でも教えてくれないこと・・・
だからこそ、
大事なわが子が、これからちゃんと生きていくために、
家族が教えてあげなきゃいけないんですよね。
我が家は、
私が出勤し、子どもたちは休みになる土日祝日に、
子どもたちだけで、自炊をさせています。
本人たちは、料理をけっこう楽しめているようで、
意外なほど美味しくできる⇒喜ばれ、褒められる⇒うれしい
こんないいサイクルができあがっております。
ある意味、狙い通り?w
写りは悪いけど、
上記の写真は、昨日と今日の夕食。
子供たちの手作りなんですけど、なかなかでしょ?(*^.^*)
作る時、工夫したことや、美味しかったことなどを聞きながら、
私だけ、遅めの夕食を取るのですが、
(深く考えてなかったけど・・・)
これも立派な、コミュニケーションになっていたのかもしれません♪
---------------------
んで、話を戻しまして・・・
弁当力を広げるために、
今、日本全国に広がりつつある「弁当の日」という試みをご存知ですか?
そもそも、
2001年に香川県の小学校校長だった竹下和男さんが始められた、
「子どもがだれの力も借りずひとりで弁当を作る」
ことで、
親になったときに子どもに手作りの料理を与えたり、教えてあげることができる、
忙しい時間内で、いかにうまい時間配分で作れるか効率を考えるようになるなど)
好き嫌いも減り、地元産の野菜を使うことで、地元への関心が生まれ、環境への関心が生まれる.など)
そんな効果をもたらしているそうです。
って、
本のエピソードを書き出すときりがないので、
弁当の日を提唱してきた、
竹田校長の「卒業生へ贈る詩」を抜粋して終わりたいと思います!
*************
◎タイトル「弁当を作る」
あなたたちは、
「弁当の日」を二年間経験した最初の卒業生です。
「親はけして手伝わないで下さい」
で始めた弁当の日でしたが、どうでしたか?
食事を作ることの大変さがわかり、
家族をありがたく思った人は優しい人です。
手順よく出来た人は、
給料をもらえる仕事に就いたときにも、仕事の段取りがいい人です。
食材が揃わなかったり、
調理を失敗した時に献立の変更が出来た人は、工夫できる人です。
友だちや家族の調理の様子を見て、
技を一つでも盗めた人は、自ら学ぶ人です。
こまやかな味の違いに、
調味料や隠し味を見抜いた人は、自分の感性を磨ける人です。
旬の野菜や魚の、
色彩・香り・触感・味わいを楽しめた人は、心豊かな人です。
一粒の米・一個の白菜・一本の大根の中にも、
命を感じた人は、思いやりがある人です。
スーパーの棚に並んだ食材の、
値段や賞味期限や原材料や産地を確認できた人は、賢い人です。
食材が弁当箱に収まるまでの道のりに、
たくさんの働く人を思い描けた人は、想像力のある人です。
自分の弁当を「おいしい」と感じ、「うれしい」と思った人は、
幸せな人生が送れる人です。
シャケの切り身に、
生きていた姿を想像して「ごめん」が言えた人は、情け深い人です。
登下校の道すがら、
稲や野菜が育っていくのを嬉しく感じた人は、いつくしむ心のある人です。
「あるもので作る」「できたものを食べる」ことができた人は、
たくましい人です。
弁当の日で仲間が増えた人、
友だちを見直した人は、人とともに生きていける人です。
調理をしながら、トレイやパックのごみの多さに驚いた人は、
社会をよくしていける人です。
中国野菜の値段の安さを不思議に思った人は、
世界を良くしていける人です。
自分が作った料理を、
喜んで食べる家族を見るのが好きな人は、人に好かれる人です。
家族が手伝ってくれそうになるのを、
断れた人は、独り立ちしていく力がある人です。
いただきます、ごちそうさまが言えた人は、
感謝の気持ちを忘れない人です。
家族が揃って食事をすることを楽しいと感じた人は、
家族の愛に包まれた人です。
滝宮小学校の先生たちは、
こんな人に成長して欲しくって、二年間取り組んできました。
おめでとう。
これであなたたちは、「弁当の日」を立派に卒業できました。
(“弁当の日”がやってきた より抜粋)
*****************
どうです?
こどもや家族に対して、
こんな目線で評価できたことってありますか?
ごはんって、
ただおなかがいっぱいになればいいもんじゃなくて、
かといって、
完璧なものじゃなきゃだめってものでもなくて、
もっとあったかい、いいもの・・・
そして、すごく大事なことのような気がしてきませんか?
手作りのごはんを、3食用意してもらうという、
当たり前のようなことだって、
忙しい時間を割き、面倒でもしてあげるのは、
家族への思いや、愛情がないとできないことなんですよね。
それをしてもらえた子は、
きっと自分が、いかに愛されていて、
必要とされる存在なんだと実感できると思うし、
それはイコール、
自分を大切にできること(自己肯定)にもつながるものかもしれません(^ε^)
さあさあ!
誰かのために
ご飯を作ってあげたくなりませんでした!?
もしくは、
たまには、自炊でもしてみよっかなー
って気持ちになってる人はいないかしら?!(;^_^A
久々に語らせていただいたけど・・・
とにかく、
いい人生を送りたかったら、食を見直すところから始めましょう♪
http://www.bentounohi.com/
つい数日前に、
アメンバー限定記事で書いた内容 の続き。
----------------
食育のお話をしてたんだけど、
その後も、目をうるうるっとさせながら
佐藤 剛史 さんの「すごい弁当力! 」という本を読んでます。
この本は、
「美味しく料理を作りましょう♪」みたいなレシピ集ではなくて、
料理をする意味、
そして、自分でごはんが作れる大切さを教えてくれてるもので、
食の現状や、日本が抱えてる社会問題にまでつながる、
そりゃもう!すごいテーマを取り上げてるんですよー。
--------------
例えば、よく言うじゃないですか。
「一人暮らしを始めたら、嫌でも自炊するでしょー。」って。
でも今の時代は、一人暮らしを始めたところで、
コンビニやファーストフード、居酒屋などなど、
自炊せずとも、食事を済ますことができるんですよね。
一人暮らしVS実家住まいの学生さんたちを対象とした
マーケリサーチも掲載されてるけど、
現状、朝は食べない、昼は外食かお菓子を食べて、
夜は居酒屋かファーストフード、よくてコンビニ弁当やスーパーのお惣菜。
実家の人は、かろうじてそれなりのものを食べてるけど、
自分でごはんを作れるもしくは、作っているという人は
一気に少数派になってるそうです。
「いつか、その時がきたらやるだろう」といっても、
けっきょく時間に追われ、仕事に追われ、
遅く帰ってから、自分のためだけに作る気になれない、
結婚したら相手がやってくれるだろう♪くらいに、
自分のこととしてとらえてないから、いつまでも自炊にいたらないの。
(今からは共働きの時代で家事分担もあるだろうし、
女の子も料理できない子が増えてるんだから、結婚してやってもらおうってことに無理があるのかも!?)
そう・・・。
料理ができるかできないかって、
一回でも多く、自分が台所に立って、
最初から最後まで、自分のチカラで作る習慣をつけるしか
身につかないし、できるようにならないんですよね。
便利な世の中と引き換えに、
理想の食生活が失われている弊害が、いかに大きいか!?
受験のための勉強も、そりゃ大事ですよ。
でも、勉強ができても、
自分で食べるものも作れない、子どもができても育てられないんじゃ、
生活もできないし、健康な家庭って築けないですから(;^_^A
学校でも教えてくれないこと・・・
だからこそ、
大事なわが子が、これからちゃんと生きていくために、
家族が教えてあげなきゃいけないんですよね。
我が家は、
私が出勤し、子どもたちは休みになる土日祝日に、
子どもたちだけで、自炊をさせています。
本人たちは、料理をけっこう楽しめているようで、
意外なほど美味しくできる⇒喜ばれ、褒められる⇒うれしい
こんないいサイクルができあがっております。
ある意味、狙い通り?w
写りは悪いけど、
上記の写真は、昨日と今日の夕食。
子供たちの手作りなんですけど、なかなかでしょ?(*^.^*)
作る時、工夫したことや、美味しかったことなどを聞きながら、
私だけ、遅めの夕食を取るのですが、
(深く考えてなかったけど・・・)
これも立派な、コミュニケーションになっていたのかもしれません♪
---------------------
んで、話を戻しまして・・・
弁当力を広げるために、
今、日本全国に広がりつつある「弁当の日」という試みをご存知ですか?
そもそも、
2001年に香川県の小学校校長だった竹下和男さんが始められた、
「決められた日に、子どもたちが一人で弁当を作り、
それを学校に持ってて行って給食の代わりに食べる」という日のことで、
「子どもがだれの力も借りずひとりで弁当を作る」
ことで、
・料理ができるようになる
(一人暮らしを始めたときに、外食に頼ることなく自炊できたり、親になったときに子どもに手作りの料理を与えたり、教えてあげることができる、
忙しい時間内で、いかにうまい時間配分で作れるか効率を考えるようになるなど)
・家族の会話が増える
(作り方を習う、出来てからの会話など)
・食べ物への感謝の心が生まれる
(食事を準備することがいかに大変かを知ることで、食べ物への感謝の心が生まれ、好き嫌いも減り、地元産の野菜を使うことで、地元への関心が生まれ、環境への関心が生まれる.など)
そんな効果をもたらしているそうです。
って、
本のエピソードを書き出すときりがないので、
弁当の日を提唱してきた、
竹田校長の「卒業生へ贈る詩」を抜粋して終わりたいと思います!
*************
◎タイトル「弁当を作る」
あなたたちは、
「弁当の日」を二年間経験した最初の卒業生です。
「親はけして手伝わないで下さい」
で始めた弁当の日でしたが、どうでしたか?
食事を作ることの大変さがわかり、
家族をありがたく思った人は優しい人です。
手順よく出来た人は、
給料をもらえる仕事に就いたときにも、仕事の段取りがいい人です。
食材が揃わなかったり、
調理を失敗した時に献立の変更が出来た人は、工夫できる人です。
友だちや家族の調理の様子を見て、
技を一つでも盗めた人は、自ら学ぶ人です。
こまやかな味の違いに、
調味料や隠し味を見抜いた人は、自分の感性を磨ける人です。
旬の野菜や魚の、
色彩・香り・触感・味わいを楽しめた人は、心豊かな人です。
一粒の米・一個の白菜・一本の大根の中にも、
命を感じた人は、思いやりがある人です。
スーパーの棚に並んだ食材の、
値段や賞味期限や原材料や産地を確認できた人は、賢い人です。
食材が弁当箱に収まるまでの道のりに、
たくさんの働く人を思い描けた人は、想像力のある人です。
自分の弁当を「おいしい」と感じ、「うれしい」と思った人は、
幸せな人生が送れる人です。
シャケの切り身に、
生きていた姿を想像して「ごめん」が言えた人は、情け深い人です。
登下校の道すがら、
稲や野菜が育っていくのを嬉しく感じた人は、いつくしむ心のある人です。
「あるもので作る」「できたものを食べる」ことができた人は、
たくましい人です。
弁当の日で仲間が増えた人、
友だちを見直した人は、人とともに生きていける人です。
調理をしながら、トレイやパックのごみの多さに驚いた人は、
社会をよくしていける人です。
中国野菜の値段の安さを不思議に思った人は、
世界を良くしていける人です。
自分が作った料理を、
喜んで食べる家族を見るのが好きな人は、人に好かれる人です。
家族が手伝ってくれそうになるのを、
断れた人は、独り立ちしていく力がある人です。
いただきます、ごちそうさまが言えた人は、
感謝の気持ちを忘れない人です。
家族が揃って食事をすることを楽しいと感じた人は、
家族の愛に包まれた人です。
滝宮小学校の先生たちは、
こんな人に成長して欲しくって、二年間取り組んできました。
おめでとう。
これであなたたちは、「弁当の日」を立派に卒業できました。
(“弁当の日”がやってきた より抜粋)
*****************
どうです?
こどもや家族に対して、
こんな目線で評価できたことってありますか?
ごはんって、
ただおなかがいっぱいになればいいもんじゃなくて、
かといって、
完璧なものじゃなきゃだめってものでもなくて、
もっとあったかい、いいもの・・・
そして、すごく大事なことのような気がしてきませんか?
手作りのごはんを、3食用意してもらうという、
当たり前のようなことだって、
忙しい時間を割き、面倒でもしてあげるのは、
家族への思いや、愛情がないとできないことなんですよね。
それをしてもらえた子は、
きっと自分が、いかに愛されていて、
必要とされる存在なんだと実感できると思うし、
それはイコール、
自分を大切にできること(自己肯定)にもつながるものかもしれません(^ε^)
さあさあ!
誰かのために
ご飯を作ってあげたくなりませんでした!?
もしくは、
たまには、自炊でもしてみよっかなー
って気持ちになってる人はいないかしら?!(;^_^A
久々に語らせていただいたけど・・・
とにかく、
いい人生を送りたかったら、食を見直すところから始めましょう♪
- すごい弁当力!―
- 子どもが変わる、家族が変わる、社会が変わる
- /佐藤 剛史
- ¥1,575
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