なぜ「血液型占い」を信じる人が少なくないのでしょうか? | Don't think twice, it's all right  ~NALYDBOBのブログ~

なぜ「血液型占い」を信じる人が少なくないのでしょうか?

私が不思議でならないと思っていることの一つです。


「血液型占い」という言葉でAmazonで検索したらトップにこれが出てきました。 

血液型占い―性格&相性がまるわかり!/御瀧 政子
¥1,050
Amazon.co.jp

「信じる派」の意見で多いのは、「血液型と性格に全く関係がないと証明されていない以上、真っ向から否定するのはおかしい」といったものでしょうか。

 

まず、おかしいと私が思うのは、ほぼ100%使われている血液型分類の方法が「ABO式血液型」ということです。

 

血液型分類の方法は300種類程度あるらしいです。

他の分類の方法では、性格と無関係なのでしょうか?

例えば同じO型でもRh-とRh+では性格の違いはないのでしょうか?

 

 

 

血液について科学的に研究している学者は否定的なのに、「素人」の言っていることを信じているのか?

 

一例ですが、

医学を扱ったあるテレビ番組がありました。出演した医者は20人。分野は内科、外科など様々。

「血液型と性格に関連はあるか?」の質問に全員「×」の回答。個々に意見を聞いてみても、あっさり「ないですね。全く」といったものばかり。

医者をやっている以上「血液型と性格に関係がある」なんてことを言うのは自殺行為なんだろうなと思いました。

 

「血液型と性格」について研究しているのは医学ではなく、心理学や社会学の方が多いようです。

「なぜ、血液型占いを信じる人がいるのか?」といったようなことが研究されています。


その成果の一つがこういう本になっています。「血液型占い」以外のことも書かれています。

こういう本を読むべきなんでしょうかね~

不思議現象 なぜ信じるのか―こころの科学入門/菊池 聡
¥1,995
Amazon.co.jp

実は、血液型占いが一般的な国は世界でも少数派なんですね。

 

欧米を例に出します。

欧米では、占星術は盛んです(そういえば占星術を信じている人が少なくないのもなぜなんでしょうかね?)。

有力政治家(またはその奥さん)が占星術にはまっていて、政策を決断する材料としても使っていたというようなこともありました。

そういう決して「科学的でない」ところがあるこれらの国ですが、血液型占いは流行っていません。


中には「血液型占いが一般的な国は世界で日本と韓国だけ」というのも見かけたことがあります。これは極端かもしれませんね。真偽の程は不明です。

 

日本に住むようになった外国人が驚いたことの一つに、誕生日と同じような感覚で血液型を聞かれることというのがあるそうです。日本人は大体自分の血液型を知っていますが、これは世界でも少数派なんだそうです。

知らないと、大怪我した場合に輸血する際、困りそうなものですが、輸血する前に、医者はちゃんと血液型をチェックするの心配無用です。

患者が「自分は○○型だ」と言ってもです。間違って覚えていたら大変ですからね。だから、自分の血液型を知らなくても通常問題になることはありません。

血液型を知らないなら血液型占いが流行る訳はありませんね。

 

あっ、そうそう日本人の血液型は多い順に比率が大体4:3:2:1ですが、民族によってはもっと偏っています。

そういう民族は性格も偏っているんでしょうかね?

日本人は「うまい具合に」血液型がバラけているのも血液型占いが信じられる理由の一つでしょうかね。

 
 

まあ、結論から言えば、

信じている人は無理に信じることを止める必要はありません。

これからも信じたい人はどうぞご自由に

ただし、人に迷惑をかけない範囲でお願いします。

というところでしょうか。


占いなんて、所詮お遊び。くれぐれもマジにならないようにというところでしょうか。

 

ちなみに、私の血液型は......止めときましょう

誰か当てられる人いますかo(^▽^)o