日本VSバーレーン
ワールドカップアジア地区最終予選
3日25時35分◇マナマ・バーレーン
日本代表
柳沢敦⇒玉田圭司
小笠原満男⇒稲本潤一
中村俊輔⇒中田浩二
中田英寿
福西崇史
三都主アレサンドロ
加地亮
宮本恒靖
田中誠
中澤佑ニ
川口能活
34’ 小笠原満男
ワールドカップアジア最終予選の折り返し初の試合、バーレーン戦の直前の練習で、小野伸二が骨折したと言う情報が入り…またか…と思った。そして、危機感も覚えた。日本は、故障者が多く、しかもスタメン・レギュラーである選手が多い。
キックオフされて、しばらく日本はやや慎重すぎるようにも見えた。攻め上がる時も人数が少なく、2列目からの飛び出しも少なかった。しかし、小笠原満男がミドルシュートを決める数分前くらいから、2列目も出てきていい形ができてきていたように思う。ダイレクトプレイの時に特にいいチャンスがあったように思う。
ただ、前半45分に三都主アレサンドロのミスからボールを奪われ、ロングシュートを放たれたが川口能活のセービングミスで、相手のシュートがポストに当たった瞬間は、よかった…という思いと同時に何をやってるんだという思いと頼むよ…という思いだった。
日本は、チャンスこそ多かったが、1点という結果に終わっている。思い出してみれば、まだ柳沢敦が中村俊輔とダイレクトでワンツーを決めた時、キーパーをかわした時、稲本潤一のボレーシュートの時と2,3度あったと思う。まだ決定力が不足していると思う。
後、もう少し相手からボールを奪った後、カウンターのようにスピードを上げて攻め上がる機会があってもよかったのかなと思う。少しバランスを気にしすぎて慎重すぎたかなと思ったけど、でも失点しないことが目標でもあったのだからいいか…。
それにしては、三都主アレサンドロの曖昧なプレイやパスミス、中村俊輔が持ちすぎで倒れ、ファウルをもらえず相手ボールになるというところは改善できる点だと思う。クロスも相手に合わせて、早いうちに今回は高いバーレーンだから速くて低いクロスにしていたらまだチャンスは生まれていたかもとも思う。
しかし、キリンカップ2戦とも点を取られたわけだが、その原因となる中盤でのプレッシャーが甘いという反省点は、しっかりとプレッシャーをかけてボールを持っている相手にはできるだけ2人で行っていたのがよかったと思う。
選手たち自身は、気温が32℃、湿度50%以上でアウェーで慣れない環境できつかっただろう。ただ後半の半分過ぎたくらいからは、もうちょっと動いてほしかったという希望もある。併せて、ジーコの選手交代の采配はもう少し早く動いてもよかったんじゃないかと思う。特にFWの玉田圭司とかはスピードのある選手だから足が止まってきていると感じたら、早めの投入でもよかったと思う。
今回の試合で、イエローカードをもらったのが三都主アレサンドロ、中村俊輔、中田英寿だが、三人とも2枚目で次戦の北朝鮮戦には出場できない。不安があるが…
そして、今回の試合の主審はバーレーン寄りだったと思う。ファウルも明らかにバーレーン側に有利にとり、中田英寿が倒されたシーンはPKだと思ったのに流された。こういう審判がまだいると前回のワールドカップのように判定ミスで涙を流すチームが増えてくることになるのだろう…それでは観ている方もつまらないから、審判は公平に判定できるようにしてほしい。
まぁ勝ってよかった…
次の北朝鮮戦でワールドカップ出場を決めて欲しいというのがサッカーファンの願いだろう…
北朝鮮へのペナルティで、第三国開催タイ・バンコクの無観客試合となる北朝鮮戦で決めて欲しい
<information>
アジア地区最終予選他会場の結果
イランVS北朝鮮 1-0
韓国VSウズベキスタン 1-1
サウジアラビアVSクウェート 3-0