天候とか、今後のスケジュールとかを考えると「このタイミング、このチャンスだ!」と、昼頃に思いついて、急遽、今日は醤油搾りの日になりました。

計画性がないと言えばそれまでなんだけど、思い立って醤油が搾れる豊かさに思いをフォーカスしよう。

昨年の10月に自家製の大豆と小麦に麹をつけて、仕込んだもろみを搾る記念すべき日になりました。

シーズンはじめなので、道具のチェック・作業工程のチェック・勘の取り戻しを兼ねています。

これなしには、人様のもろみを搾るなんて、恐ろしくて出来ません。

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醤油搾りは、ぼくらにとっては大切で当たり前の年中行事なので、ある意味、種まきや草取りや収穫と同レベルでもあります。
子ども達は道具の運搬・設置やもろみの運搬は気持ちよく手伝ってくれるけど、こうゆう作業をやりたくてしょうがないのはやんやんくらいのものです。この、「暮らしの一部感」がうれしかったりします。
後ろに写っている湧は、プロペラ飛行機を作れないかと自分自身の作業に没頭しています。


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でも、やっぱり醤油が流れ出すと、ここに集まってきます。
ましてや、今回の醤油は麹から自家製のなかやオリジナル。
最初の一滴を目指して群がってきます。
自流はナイフ片手だけど。


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火入れを自流に託す。
「弱火でね。」と伝えておけばいい感じの火力にしてくれるので、安心して任せられる。ありがたいことです。


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おかげさまで、今年の醤油(第一弾)が搾れました。
自作の麹で、想像を越えるおいしい醤油が搾れて、うれしくて、安心して、ちょっと浮かれた自分がいます。
2007年に搾り舟を作成して、初搾りをした時以来、久しぶりに「舟から流れる醤油」というお約束のような写真を撮ってしまうような心境。美しいでしょ。

おいしい醤油で一安心。

でも、ぼくは知っている。本当はもっとおいしい醤油があることを。
心の底から感動がこみ上げてくるようなおいしい醤油がある。

今は廃業されたT醸造さんに仕込んで頂いた麹を管理して、もろみにして搾った醤油がそうだった。確か、5年前のもろみだった。

今年の醤油はそこには届かない。香りに由来すると思われる深みが足りない。
理由はいっぱいあると思うのだけど、一つの理由は解っているのです。

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小麦の炒り、挽きが不足していました。
ですから、本来、小麦がくれるはずの香りや深みが不足しているのだと思う。

今年は丁寧に炒り作業を行い、挽きも納得の出来。
挽いたそばから食欲をそそる香りがします。

準備はOK。
明日から、来年の醤油に向けて、製麹の予定です。

離れの家のお風呂(今は風呂釜も風呂桶も取り外して、麹室になっております。)に設置されていた風呂釜はちょっと珍しくて、こんな形をしております。

実は、一回しか使ったことがありません。

取り外した時はまったく気にもしていなかったのですが、こいつは、ロケットストーブにもぬかくどにも欲よく似ているのです。

正面からみたところ。左側のホースが風呂桶につながり、風呂釜内で温められたお湯が循環します。
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横からみるとこんな感じ。右側の穴が煙突につながります。

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内部はこんな感じ。内側の直径20センチの筒は銅で出来ているようで、筒は空洞になっていて、その中にお風呂のお湯が循環します。

筒の中で火を炊き、筒の中で上昇した熱気は筒の脇を通って、煙突口へ降ってゆくのだと思います。

これって、ロケットストーブの原理じゃないですか。

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上蓋をするとこんな感じ。
ロケットストーブと違うのは、筒の中で直接火を炊くらしいこと。そのまま直火料理が出来るのが憎い。

ちょうど、ぬかくどに芯材を入れるみたいな作り。

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もう一度、正面の写真です。この、下の通風口を加工して、ここから火を焚くようにしたら、そのまんまロケットストーブお風呂になるんじゃないかなあ?
と思うのです。


もしくは、コンパクトで移動可能な暖房用のロケットストーブになるんじゃないかなあ?と思うのです。
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ちなみに、表示名は不二風呂釜と刻印されております。
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これで一人で遊ぶのはもったいないなあと思っているのでございます。
教えて下さい!という記事です。
昨年購入して、大活躍だった豆脱穀機。
でも、実は昨年の作業後半に急に通電したり、しなくなったりしていました。
で、ダマシダマシ使用したのですが、
「これはただ単にモーター部分の接触不良なんじゃないかな?」と思い、シーズン前に整備しました。

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これが、問題の配線です。6本のコードの組み合わせ方で、100V・200V・正回転・逆回転の切り替えが出来るようです。
端子を紙ヤスリで磨いて、接続しなおして、潤滑油をスプレーして、復活!
やったね。
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と、まあ、ここまでは良かったのです。
コンセントをつないで、スイッチON。
「ブイーン!」と元気に動きます。
で、近くで見学していた自流が、
「やったね!」と本体に触ったら、
「バチッときた!」
とのこと。

でも、ぼくと双葉は、触っても大丈夫。

「アースを付けよう」
と、同じくバチッと来る組の湧が、たまたまそこにあったクリップと釘でアース的なものを作るが、バチッとくる。

どうも、漏電しているらしい。

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自流は手に汗をかいているので、それが原因か?と疑ったのですが、手を拭いてもだめ。

メカのことは詳しくないが、それでも、あれこれ考えているうちに、共通点を発見。

以下の靴が、バチっとこない組。

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そして、以下がバチっと来る組。

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秘密は、靴底のゴムにあったようです。
試しに、湧のサンダルを履いてみたら、バチッときました。



バチッとこない方法は解ったし、この発見が面白くて、一同満足だったのですが、そもそも、漏電していることがおかしいじゃないですか。

これを解決する方法がありましたら、ご教授願いたいのです。

詳しい方、よろしくお願いします。