建物構造における熱エネルギーを受ける影響 温度計測 | ナカヤマ彩工の塗装工事日記

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「実験においての条件」

平成23年12月10日
実験開始時刻 15:00
室内温度(13.0℃)
測定時間 2時間

以上の条件で実際に温度を計測していきたいと思います。
測定する戸建に見立てた箱は前回紹介しましたものになります。

今回、動画で撮影していたのですが、カメラの設定ミスで低画質になっているため、温度計の表示の数値が非常に読みにくくなってしまっていますが、ご容赦頂けますと幸いです。
(計測温度は動画内のコメントでご確認お願い致します。)



「2時間後の測定結果」
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小屋裏 31.0℃  2F 19.7℃  1F 15.4℃

「開始からの温度上昇結果」

小屋裏 13.4℃ → 31.0℃ +17.6℃

2F   13.3℃ → 19.7℃ +6.4℃

1F   12.9℃ → 15.4℃ +2.5℃

という結果が出ました。

屋根から受ける熱エネルギーは、倉庫や工場・プレハブなど小屋裏を持たない様な造りでは、熱エネルギーの受ける割合は多く、室内温度上昇の原因となるようですが、戸建の様な小屋裏を持つ構造の場合では、屋根から受ける熱エネルギーを小屋裏という空間でかなり緩衝され、実際に室内に届く熱エネルギーをかなり少なくすることが出来ることがわかりました。

まして、1Fの場合では、小屋裏に加えまして2Fの空間の影響もありまして、非常に熱エネルギーの受ける影響は少ないということがわかりました。

今回の実験はケース1としまして、次は室温を高くして再度行なってみたいと思います。