糸島市 M様邸 ALCパネル・コロニアル瓦 塗装工事  8月22日 | ナカヤマ彩工の塗装工事日記

ナカヤマ彩工の塗装工事日記

福岡県福岡市の塗装職人、ナカヤマ彩工が日々の塗り替え工事の記録を詳しくお伝えします。プロが読んでも勉強になる記事を目指します!

平成23年8月22日(月)作業人員 3名(半日) 『累計 7.5人工』
Uカット埋め戻し 雨戸下塗 樋金具他下塗


本日は雨戸の塗装(吹付け)を行いますので、朝一に御隣様の車の養生からスタートです。
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先日の写真の使い回しです。(すみません ^^;)
私は最初にUカット部の埋め戻しを行いまして、上野氏と林氏には雨戸を塗装するための養生を行います。
Uカット部を埋め戻す補修材はこの材料です。
エスケー化研
ミラクファンドKC-1000
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混和液と粉体を混ぜ合わせて使用するセメント系の補修材になります。

こちらを使用しまして、Uカット部の埋め戻し。
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埋め戻しは2回行いますので、早い段階で1回目を行っておきます。
まずこの作業をすべてのUカット部に行います。

この作業は30分程度で終了。

その頃、上野、林、両氏も雨戸の養生が半分程度終わっておりましたので、養生が終わっている箇所から下塗(サビ止め)を行います。
雨戸の下塗は吹付で行いますので、風に気を配りながら吹付け開始です。
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この雨戸の下塗材はこの塗料を使用しています。
日本ペイント
ハイポン20デクロ
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強溶剤変成エポキシ樹脂の下塗材です。
強溶剤というのは、非常に臭気が(シンナー臭)強いタイプの塗料になりまして、乾燥も速い塗料になります。
基本的に乾燥はどの強溶剤のタイプでも比較的早いのが特徴です。
但し、刷毛塗り等をする際には、乾燥が早い分塗り方に注意が必要になってきます。
その代わりに同じグレードの樹脂、
例えばこの場合で話しますと、強溶剤変成エポキシ樹脂と弱溶剤変成エポキシ樹脂というように、
塗料のタイプで比較した際には、基本的に強溶剤タイプの方がグレードが高くなる傾向があります。
強溶剤 > 弱溶剤 >水性
という様な具合です。

今回使用しています下塗材は、強溶剤の二液型の塗料になります。
強溶剤ですので乾燥は速いのですが、この塗料の様に二液型の場合でしたら、硬化するまでには比較的時間が掛り、次の工程に移る際には時間による縛りを受けやすくなります。

この日本ペイント ハイポン20デクロの場合でしたら、
次の工程までの間隔は、16時間以上~1カ月以内となっています。
逆に二液型の塗料では無く一液型の塗料になりますと、硬化時間が早いタイプが多いようで(速乾タイプ)次の工程に移る際に、あまり時間による縛りは受けにくい、という様な傾向があります。
塗料の性能は  二液型 > 一液型
工程間の時間間隔(時間のロスが出にくい) 一液型 > 二液型
という様に、お互いに特徴があるようです。

この下塗材をすべての雨戸(20枚)に塗り終った頃には、すでに昼前になっていました。
午前の残りの時間、上野氏と林氏には樋金具のケレンをしてもらいまして、
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下塗(サビ止め)の塗装。
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この外壁下部に付いている水切りも、同様にケレンをしてもらいまして、
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下塗(サビ止め)の塗装を行ってもらいます。
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その間私はと言いますと、朝一番で埋め戻したUカット部の、2回目の埋め戻しを行います。
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乾燥しているか多少不安でしたが、気温が高いおかげで大丈夫のようです。

このUカット部の2回目の埋め戻しが終わった頃には、
何故か雲行きが・・・
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気温が高いおかげで、Uカット部の1回目の乾燥は十分でしたが、
気温が高いおかげで、空の雲行きはあっという間に変わります。

何のこっちゃ・・・

ひとまずこの雲行きでは、本日の作業は中止した方が無難の様です。
後片付けとしまして、本日は撤退します。

Uカット部の補修完了の様子です。
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以下、施工動画です。
クラック補修 Uカット工法


樋金具 ケレン~下塗


庇 ケレン~下塗