平成23年8月9日(火)作業人員 4名 『累計 51.5人工』
屋上通気緩衝シート貼り、屋上立上り補強クロス貼り、バルコニー・塔屋ウレタン防水2回目
本日は助っ人の鋒立氏の登場により、通常の3名体制ではなく4名で作業を行います。
上野氏 バルコニー・塔屋担当
私、鋒立氏、林氏で屋上通気緩衝シート貼りを行います。
まず上野氏担当、昨日補強クロスを貼りつけていたバルコニーと塔屋のウレタン防水2回目です。
今回上野氏が使用します防水材は、先日のプルーフロンNSでは無く、こちらの防水材を使用して作業を行います。
日本特殊塗料
プルーフロンバリュー
この防水材の特徴は、セルフレベリングをいう特徴がありまして、指定時間内(可使時間:ポットライフ)に使用をすれば、塗る際に段差が付いたような状態になっていても、勝手にフラットの状態に(レベリング)なってくれるという特徴があります。
また、この材料はかなり厚く塗る必要があるため(㎡当たり1工程で2kg)塗るというよりも流すような塗り方をします。
その際に出来る段差などを、勝手にフラットな状態にしてくれる防水材です。
こちらの防水材を使用しまして、まずはバルコニーのウレタン防水2回目。
同様に塔屋のウレタン防水2回目。
ローラーで塗るというよりも、ローラーで防水材を全体に配るように塗布しています。
この作業は上野氏に任せておきまして、私達は屋上の通気緩衝シートの貼り付けを行います。
先日話に出ました「X-1」という工法ですが、この通気緩衝シートを使用する工法が「X-1」という工法になります。
まずは通気緩衝シートの紹介です。
日本特殊塗料
プルーフロンNT-F タックシートS
シートの表面はこのようになっていますが、
裏側はこのように溝がある状態になっています。
この溝を防水層内の湿気などが通気するスペースとなりまして、外部に放出されるようになっています。
そのため内部の湿気がある場合でも通気するスペースがあるために、後の防水層の膨れや剥離等が生じにくい防水層が出来あがることとなります。
この「X-1」という工法ですが、先日の「X-2」が密着工法と呼ばれていましたが、こちら「X-1」は通気するスペースがあるために、下地と縁を切るシートという意味合いも兼ねまして、絶縁工法と呼ばれます。
このシートを屋上平場に貼り付けていくために、まずは下地の清掃を行います。
細かな凹凸を除去しまして、
その際に出る埃などをブロアーで吹き飛ばし、表面を清掃します。
下地の清掃が終わりましたら、全体に通気緩衝シートを広げまして、役物廻り(架台)のシートのカットを行います。
全体に広げまして細かなカットも終わりましたら、再度シートを巻き直しておきます。
ここまでが通気緩衝シートを貼りつける準備段階。
次はシートを貼りつける為の接着材の塗布です。
今回使用します接着剤はコチラです。
日本特殊塗料
プルーフロンNT-F ボンド
この接着材をシートを貼り付ける屋上平場に塗っていきます。
このボンドは半乾きの状態でシートを貼り付け無くてはいけないのですが、この季節は気温が高いためにあっという間に乾いてしまいます。
ですので、ここからは完全に分業+流れ作業。
ボンドをする人 鋒立氏
シートを広げる人 林氏
広げたシートを貼り付ける人 私
の体制で臨みます。
まずボンド塗布。
ボンド半乾きの状態でシートを広げまして、
すぐさま、専用ローラーを使用し押えて貼り付けます。
このように流れ作業で通気緩衝シートを貼り付けます。
立上りの箇所にはこのシートは貼らずに、バルコニー同様「X-2」の密着工法を行いますので、その箇所には通気緩衝シート貼りの前に下塗のプライマーを塗っています。
架台もシートは貼りませんので、一緒にプライマーを塗っておきます。
通気緩衝シートを貼り終りましたら、シートの端末とジョイント部の処理を行います。
シートの端末はコチラの材料を使用。
日本特殊塗料
プルーフロンNT-F 端末テープS
このテープを使用しまして、端末に貼り付け処理を行います。
通気緩衝シートのジョイント部はコチラの材料を使用。
日本特殊塗料
プルーフロンNT-F タックテープS
このプルーフロンNT-F タックテープをジョイント部に貼り付けます。
以上で通気緩衝シートの貼り付けは終了です。
通気緩衝シート貼り付けの動画です。着工前~完了まで。
ここまでで午前の作業は終了。
バルコニー・塔屋の作業を行っていた上野氏も作業が終わりましたので、午後からは4人体制で屋上の防水を行います。
ここからが午後です。
午後からの作業ですが、屋上の立上りの補強クロスの貼り付けを行います。
まずは一人ひとりの役割分担。
まず補強クロスを貼り付ける為の防水材を塗る人+カメラマン 林氏
補強クロスを貼り付けていく人 鋒立氏
貼り付けたクロスを密着させていく人 私
クロスの上から再度防水材を塗る人 上野氏
この体制で臨みます。
まず補強クロスを貼り付ける為の防水材の塗布です。
続いて、補強クロス貼り付け。
またまた続いて補強クロスの密着。
その後ろから再度防水材塗布。
並んで作業、上野氏と私。
完全に流れ作業です。
やはり人数が多いと良いですね。
改めて実感。
本日は鋒立氏の登場により、非常に効率良く作業が出来ました。
鋒立氏、有難う!!