大牟田市 S様邸 ALCパネル・屋上防水 改修工事 7月28日 | ナカヤマ彩工の塗装工事日記

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福岡県福岡市の塗装職人、ナカヤマ彩工が日々の塗り替え工事の記録を詳しくお伝えします。プロが読んでも勉強になる記事を目指します!

平成23年7月28日(木) 作業人員 3名 『累計 22.5人工』
外壁上塗1回目、防水下地処理


本日の作業は外壁の上塗1回目から行います。
上塗1回目の塗料ですが、S様の建物は最終的な上塗色は SR-163 となっていますので、その上塗色に近い色を1回目として在庫より調色しまして塗装を行います。

持ってきた在庫のクリーンマイルドシリコンを、
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SR-163 に近い色を調色しまして作成します。
今回は2面分の塗料(約1缶分)を作っております。
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この塗料を使用して外壁上塗1回目を行います。
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この上塗は上野氏に頼みまして、私は防水の下地補修を行います。

屋上防水は以前1度防水工事を行っているようでして、その際に前の業者が補修している箇所が浮いていましたので、その箇所の補修を行う事とします。
浮いている箇所。
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この箇所をカッターで切り取り、シートを剥ぎ取ります。
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この時は何も考えておらず、撤去して補修を行えばすぐ終わるだろうをたかをくくっていたのですが、実際にこの箇所を剥がしてビックリ・・・
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何ですか・・・
コレ・・・
嘘・・・
でしょ・・・
しばし固まり中です・・・

気を取り直して、他の箇所も恐る恐る確認。
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あぁ・・・
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・・・
何処も彼処も本来処理してあるはずの目地がそのまま残っています。
おまけに水まで・・・
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このような状態は全く予想しておりませんでした。
ただ単にシートを剥がして段差を調正する程度のつもりでしたので、まさか目地処理からしなければいけないとはまったく予定しておらず、そのための準備も本日はしてきておりません。
まさか補修箇所の下から、未処理の目地が出てくるとは・・・
です。

しかしながら、この目地は必ず処理をしておかないといけない目地ですので、予定変更、目地補修を行う事とします。

あぁ・・・

このS様の屋上の剥がしたシートを見てみますと、このような層が出来ていました。
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目地の上にウレタン防水を行い、その上からゴムシートを貼りまして、再度ウレタン防水を行っているようです。
恐らくこの補修方法はオリジナルでしょう・・・
通常のセオリーでいきますと、
目地処理後→ウレタン防水→補強クロス→ウレタン防水→ウレタン防水→トップコート
という補修方法が、最低でも行うべき方法です。
しかし今回の補修方法は、
目地処理なし→ウレタン防水→ゴムシート→ウレタン防水→トップコート
のようです。

気を取り直して、目地を撤去します。
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この目地を林氏と二人で撤去。
簡単に取れる場所と取れない場所があり、ひと苦労です。
昼前まで掛りましたが、何とか目地の撤去は終了です。

この目地の内部は、このようになっています。
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この箇所は乾いていましたが、

このような箇所は、
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水浸し。
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ある程度の期間、乾燥時間が必要なようです。
最低1日、2日というとこでしょうか・・・

目地撤去後は剥がした箇所の下地を扱います。
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無理やりゴムシートを剥がしていますので、ゴムシートを剥がす際に一緒に下地のウレタン防水の層も剥がれて(めくれて)いる箇所が多々あります。
このような箇所をディスクグラインダーで削って状態が良くない箇所のみ除去します。
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どうやら本日は目地内掃除やこの下地補修、また撤去物の片づけ、撤去後の屋上面の清掃等で、1日夕方まで掛りそうです。
林氏に清掃等を任せ、この目地処理作業は私が行う事としました。

外壁の上塗1回目を行っている上野氏は、15時ぐらいに上塗1回目終了。
その後は屋上のUカット部のカチオンフィラー埋め戻しを行って貰います。
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本日の作業はこれで終了。
今日はたいして作業が進んでおりません。

気を取り直してまた明日頑張ります。