大牟田市 S様邸 ALCパネル・屋上防水 改修工事 7月22日

平成23年7月22日（金）　作業人員　4名　『累計　9人工』
飛散防止ネット張り、下地調査、下地補修、シーリング打替

本日の作業はシーリングの打替作業と下地補修の作業になるのですが、まず最初に現状の確認の説明を行いたいと思います。
本日の作業は数日間掛ることになりますので、明日の更新分でお伝えしたいと思います。

まず全体の写真です。
この写真でまず最初に一番気になる箇所ですが、

この箇所を近くで見てみますと、このような状態になっています。
塗膜の剥離が起きているようです。

これは下地（防水層）と上塗塗料の相性が良くなかった為にこのような症状が起きていると思われます。

シーリング部の様子はといいますと、このような状態です。

漏水が起きていてもおかしくない状態です。
実際にS様の建物では漏水が起きている様でした。

他の箇所も同様の状態です。

このシーリングですが、サッシ廻りだけでも2通りの方法で施工されていまして、
1つ目はシーリング材の上に塗装を被せている方法（写真で言うと右の縦部分）、
2つ目はシーリング材のみで仕上げている方法、一般的に化粧打または化粧といわれます。（写真で言うと下の部分）

どちらの状態も余り芳しくありません。

外壁部の様子は、
眼に付くのはクラックです。

他にはこのような補修箇所もあるようです。
S様の建物はオール電化になっていますので、恐らく以前の給湯機撤去の跡の様です。

近くで見てみますと、

この上からは塗装が出来ない、シリコンシーリング材で補修を行っているようです。

他に外壁で気になる箇所ですが、
配管の取付金物が外れているようです。

反対側も同様

殆ど外壁と固定が出来ていない状態でした。

巾木部分は塗膜の剥離が起きています。

このような状態は塀も同様に起きているようです。

塀、笠木部分

最後に屋上の様子です。
クラックが発生しており補修を行っているようです。

近くで確認

伸縮目地の状況です。
以前防水を行った業者は伸縮目地にシートの様なものを貼り付けて施工をしているようです。

写真ではわかりづらいのですが、この目地の箇所は浮きが生じております。

以上が今回工事をさせていただく、S様邸の状態です。

築年数も経っており、確かに現状は劣化が進んでいる状態ではありますが、適切な工事を行いさえすれば十分これから先も安心して住むことが出来る建物になります。
今回その役目を担わせて頂いておりますので、S様のためにもちゃんとした工事を行いたいと思います。

ただ、少々時間が掛ることとはなりますが、十分に新築時に近い状態まで今回の工事で建物の状態をもっていきたいと思います。