〈携帯業界の受難〉

携帯業界に受難の時代がやってきました。固定電話がIPの出現によって格安になったのにつづいて携帯業界でもIP化の波がやってきます。

それとともに通信業界全体に大きなインパクトのある構想がつくられています。

まずは、携帯と固定電話の番号統一。これがあれば固定電話の意味はなくなります。これで固定での収益は激減するでしょう。
そして、携帯電話のIP電話化。無線LANが通じるところでは、IP電話として固定電話なみの格安でつかえてそれ以外では携帯網をつかうというもの。FMCの一環としてソフトバンクなどがいかにもしかけそうなサービスです。そうすると携帯での収益は激減するでしょう。3分100円が8円近くになるのですから。
というわけで、固定、携帯ともに苦しい状況になりそうですが、それにともなって新しいサービスもでてくるでしょう。今はちょうど転換期ともいえると思います。