２万人の蓄積 - マニフェスト占い中間発表 -

　９月２日の『マニフェスト出揃う』で「知り合いがおもろいサイトを立ち上げはりました」と少しマニフェスト占いを取り上げさせてもらいました．すると，作者である神戸市会議員の井坂信彦さんから「中間集計が出たよ」と知らせて下さいました．

　この占いは，ここで取り扱っているようなブログをはじめ，メーリングリストや携帯メール，2chなどのネット上の口コミ，さらには新聞まで取り上げられました．その結果，占いの回答数は２万件を越え，一定の特徴が見て取れます．

　井坂さんの分析によれば，上で書いたような情報の流れ方をしたので「20代が中心に答えてくれたのでは」とのこと．年齢層の低い有権者の傾向が出ているのではないでしょうか．

　以下は，井坂信彦さんのブログより

自衛隊
イラクから自衛隊を撤退し、日本にふさわしい復興支援策に変える。 55.1%
自衛隊のイラクへの派遣は、今後も国際協力と国益のために推進する。 44.9%

税制
サラリーマン増税や消費税の大増税に反対。 46%
年金など将来のことを考えると、消費税を中心に増税が必要となるのは仕方ない。 54%

雇用
育児や介護などで勤務日数や一日の労働時間を短くしても、正社員のまま働ける制度を導入する。 59.1%
育児休業の対象者をパート社員などにも広げ、賃金や労働条件について、正社員と派遣社員やパート社員の差別をなくす。 40.9%

合併
道州制（都道府県の合併）や市町村の合併を推進し、国のシステムを効率化する。 41.9%
市町村の合併や道州制（都道府県の合併）は住民が自主的に決めるべきもので、リストラのための押し付け合併に反対。 58.1%

地方分権
国から地方へ出すお金を減らすことは、地方の切捨てにつながるので反対。 24.5%
国が集めていた税金を地方が直接集められるようにして、使い道を指定して渡していた、国から地方への補助金を減らす。 75.5%

最低保障年金
国の負担（税金）による最低保障年金をつくり、老後も最低限の金額は必ずもらえる年金制度にする。 77.3%
税金投入に歯止めをかけるためにも、最低保障年金は設けない。 22.7%

年金一元化
事業主負担のある公務員とサラリーマンの年金制度を同じにして格差をなくす。 30.4%
事業主負担のない自営業者や農家を含めた全国民の年金制度を同じにして、「所得が同じなら、同じ保険料負担、同じ年金給付」を実現する。 50.5%

事業主負担のない自営業や農家の国民年金保険料が大幅に値上がりするので、全国民の年金制度を同じにすることには反対。 19.1%

郵政民営化
全国の郵便局サービスを守るために、郵政民営化に反対。 13.5%
ただちに民営化はしないが、郵便局の貯金や保険における仕事の規模を縮小して、お金が民間分野に流れるようにする。 30.6%
郵便局が貯金や保険で取り扱っていたお金を民間に流し、新たなサービスを提供するためにも民営化を推進する。 55.9%

外交
日本とアメリカの関係をさらに深いものとして、国連を中心とした外交を進める。 51.2%
中国や韓国との関係を強化し、アメリカの言いなりにならず、必要な時にはアメリカに意見を言えるようにする。 48.8%

憲法
憲法を改正する必要がある。 65.8%
憲法を改正する必要はない。 34.2%

小泉政権
地方や弱者を切り捨てる小泉改革を支持しない。 40.7%
改革を進められるのは小泉さんしかいない。 59.3%

新党
選挙のために急にできたような新党は信用できない。 88.3%
今ある政党には期待できない。新党が必要だ。 11.7%

　追加情報：「現時点での集計結果」で，リアルタイムな集計結果がご覧になれます．