第六回顎顔面口腔育成研究会学術大会参加レポートです | 中尾歯科クリニックのブログ

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先週末は、東京医科歯科大学で開催された第六回顎顔面口腔育成研究会学術大会に参加してきました。 

もともとは、イギリスのJ.Mewによって提唱された中顔面(目より下〜上あごの骨)の前方成長を促す歯列矯正が出発点で、その後、その治癒率の高さに注目が集まり、年々参加者が増え続けている研究会です。 

 

歯をきれいな見た目になるよう並べるだけの矯正とは考え方が異なり、噛み合わせや、小児の睡眠時無呼吸や口呼吸、などを根本的に予防・改善できる矯正治療です。 

今回は、フランスやアメリカの研究者も講演を行うなど、世界規模でこの治療方法への関心が高まっていることをうかがわせる大会でした。 

なかなか一般の方はご存知ないのですが、小児の頃に上下のアゴ・歯の関係に問題があるまま成長すると、やがて歯を失いやすくなることは歯科界では一般常識となっています。 

できるだけ早い段階で適正なアゴの成長を促すことで、様々な歯科的な問題を予防することが可能となっていますので、虫歯予防とともに、噛み合わせやアゴの成長の検診を受けることをおすすめいたします。