会員からお金を取ろうとするところで、サービスの行く末はどうかと思うワ | タダのブログ:ネット内外からいろいろと

会員からお金を取ろうとするところで、サービスの行く末はどうかと思うワ

ニコニコ動画に金を払うのは恥ずかしいというエントリーが話題になっているようだ(関連:ITMedia|JASRACシンポジウム)
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ニコニコ動画プレミアム推進ユーザーアピール


だってさ。
いや、ニコニコ動画にカネを払うとかじゃなくて、ほとんど見ないからなぁ・・・
だって、アニメネタとか、ゲームネタとか、そんなんでしょ?興味ないし。
ロックマンの替え歌とか、ふ~んとしか思わないし、チートの画面見てもねぇ?
そもそもチートで遊ぶのはガキの頃までだしさ(しかも自力で解析して改造するのが楽しいのであって、他人のコードを使ってもねぇ?)

まぁ、大人になったって、アニメ大好きー!とか、マッド大好きー!て人はいるんだろうけど。
わざわざカネを払ってまで見るか?といったら、大半の人は否だろうなぁ。

俺が、ニコ動の役員連中なら、感想よりも、こんな感じでテレビ局とのタイアップにチカラ入れるな。

・既に放映が終わった番組を再放送させる。
・画質はギリギリまで落とす。
・字幕をメタ情報として動画に与える。

これにより、いろんな動画の台詞検索が可能になる、てなあんばい。
ドラマだけじゃなくて、過去のニュースとかでもマジ使えると思う。

図書館で、検索の使えない頃は、関連しそうな本を次々にもってきては、一日中、パラパラとめくってた。
今は検索があるから楽。

でも、動画はほとんど検索技術がすすんでない。
動画にメタ情報が的確に埋め込まれて無いから。
ニコ動って分かりやすい技術サンプルだったと思う。
動画のタイムラインにコメントを入れる・・・それだけだし。
でも、それがウケた。初めてライフゲームを見た少年の頃の気持ちに共通するかもしれない。
けど、所詮サンプル。いつまでもそれをひっぱって、その延長で考えるのは勿体無い。

先に挙げた例は一例。
人によっては、大量の動画から希望のデータを探す機能を、月200円で使い放題になるなら喜んで払うかもしれない。

まぁ、俺は払わないけど。

自分が払わないような例を挙げたのはちょっと失敗だったかもしれないけど、動画の中にメタ情報を埋め込むというのは様々な可能性があると思っている。
ドラマの中で使われている洋服を紹介するようなこともできるよね?その文字をクリックしたら説明エリアにショップ情報出てきてもいいよね。
女の子は興味しめすと思うよ。

ドラマやアニメのスピンオフ的な遊び方が出来ても面白いかもしれない。
与えるメタ情報は何も文字に限らないんだから、座標を与えて、特定エリアをクリックしたら隠れ情報が見れたりしてもいいと思う。

結局何が言いたいかって、ユーザーからカネを取ろうとする前に、サービスの可能性を考えろってこと。
ニコ動とかスタッフいっぱいいるでしょ。個人でやってる人間なんか比較にならないぐらい資本もってるじゃん。
それこそ役員給与を半減すれば、優秀なスタッフを雇えるんじゃないかなぁ。
もっと違った収支モデルを検討できるはずなのに、コンテンツの問題に終始して挙句ユーザからとればいいってのは、安易すぎるように思うんだけどなぁ。

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→へぇ、ニコニコ動画で“尻P”として言われてるのが彼なのね。ニコ動なんて週に1,2回しか見ないから知らなかったや。
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