HTB発「水曜どうでしょう」 Webサイトの2009年1月30日の日記。
この日は、ふじやんこと藤村忠寿ディレクターの日記。
番組DVDについて述べられてるんだけど、プロ意識を垣間見た。
「DVDというモノ」の特性を考えて、「単なるテレビ録画ではないモノ」に仕上げてから市場に送り出さなければ、テレビ業界が「ソフトの二次展開」などともてはやしているDVD市場も、やがて自分たちの手で枯らしていくことになる。
…<中略>…
「ウケた番組はとにかくDVD化」「どこもやってんだから」「今がチャンス」と、「映像の権利を保有している」という権利概念だけの安易な判断で2時間そこそこの録画素材をDVDに焼いて売り出すようなことを続けていると、やがてテレビ番組のDVDなど誰も見向きもしなくなってしまう。
…<中略>…
DVDは、決して「二次展開という権利概念の商売道具」ではなく、「テレビ制作者と視聴者の電波を介さない初めてのつながり」である。
テレビ制作者は、これを忘れてはいけない。(本文より)
それこそ最近では、番組をまるまる収録したものや名場面集みたいなDVDであれば、素人が(法律に触れるとかは別として)YouTubeにUPした動画で事足りてしまうから、ひと昔前みたいに「映像の保存」という役割が意味をなさない。
だからこそ、DVDにまた違った付加価値が必要となってくるわけだ。
ただのヒゲでデブでメガネのバカ笑いするおっさんじゃなかったのね…。
こういう意識の人がいれば、テレビも生き残っていけるはず。
参考:水曜どうでしょうD陣日記アーカイブ
http://suidou.d-archives.info/2009/01/post_866.php