政治家たちは、なぜ本当のことをいわないのだろうか。
地方の人たちは、東国原知事がいうほど道路が欲しいのではない。
欲しいのは、その道を作るための作業(仕事)である。
地方は、働きたくても働くな場所がないのだ。東京では不法就労の外国人さえ皿洗いや清掃などの仕事があるが、地方には皿洗いの仕事さえないのだ。
何もしないで税金をばらまくわけにはいかないので、力仕事といわれるあまり技術を必要としない土木作業を働く場として提供しているのに過ぎないのだ。
農業しかやって来なかったのに、農業で生計が立てられない。定期収入が期待される職場もない。技術を持たなければ、地元の土建業者が請け負った公共事業に従事するしかないのだ。農業だけではない漁業もそうだ。
丘に上がれば路頭に迷う。
道路建設や公共事業は対処療法にしかならない。根本的な解決策にはならない。
地方の人たちが安心して働ける雇用の場を考える時代に来ているのがまだわかっていない。
もっと地方の現状を知るべきである。