2011年のテレビについて昨夜も家電メーカーで熱く語ってきました。私の単なる思い込みでこんなテレビを作って欲しいといういわば売り込みでした。


①大容量のハードデスク(1週間分<24時間×7日>)のテレビ番組が収録可能であること

②iPodなどの外部端末に簡単に番組をダウンロードできること

③テレビの周辺にある辞書や百科事典などがテレビ本体にバンドルされていること


など、私にとって当たり前のことばかりですが、大手家電メーカーではそういうわけには行かない。特に③なんかはやった者勝ちのサービスです。シャープの「電子辞書」は、国内シェアトップです。電子辞書といいながら、最近では、辞書と一緒に本棚に並んでいる「家庭の医学」「冠婚葬祭辞典」「家庭の法律知識」「現代用語の基礎知識」などの便利なハウトウ本までバンドル(内蔵)して、学生から主婦層、団塊の世代までを消費者ターゲットとして市場を広げてきました。


お茶の間のテレビ台の近くに、辞書や事典などの大きな不揃いな書籍が並んでいるのを、テレビの中にバンドルしてしまえばスッキリとしたお部屋になります。

ところがメーカー側は、テレビのポータルをテレビの外に置き、暮らしの情報を提供するサービスを予定しています。はっきりいって家電メーカーは、テレビのポータルをテレビの外に置いた時点で負けです(シャープさんが一番よく知っている)。クローズな中でのコンテンツは、スットクのコンテンツである書籍です。


放送以外のコンテンツを観るために外部にアクセスさせるテレビは、単なるディスプレイです。それでは、Panasonicでも東芝でもSONYでもサムソンでもハイアールでもエイサーでもどこのテレビでも良いわけです。


簡単・便利・スッキリを実現させるハードディスク内蔵+コンテンツ内蔵のテレビです。