中島武オフィシャルブログ「中島武日記」Powered by Ameba -2ページ目

中島武 ブログ再開 ~3日坊主になりそう

8/4~7まで旅に出ていました。

8/4 東京より京都
京都蛸薬師にある中国料理店「菜根譚」、改め、
「北京家常菜 雪梅花」に致しました。
雪梅花、寒い寒い雪の中に凛と蕾をつけ、花を咲かす梅の花。
厳しい中にも凛として歩んで行こうという決意です。
「雪梅花」の料理は大陸の日常的な、力強い家常菜。
今迄の料理を見ると、小ぎれいにまとまっていて、
もっともっと大胆に、自然に向かっていこうと皆に話し、
メニューを作り、共に料理を作り、厨房で鍋を振るっていました。


8/5 早朝京都を立ち大阪に
大阪は堂島地下街にある「ダル食堂」。
ステーキ、カレーなどの洋食屋です。
大阪のサラリーマンをはじめ様々な方が行き交う地下街。
開業して随分かかりましたが、地元の大阪の方々に定着して参りました。
今はカレーが実に良く出ています。
このカレー、一般的なカレールーを使用しておりません。
香味野菜と鶏肉、香辛料を使ったスパイシーなカレ―。
すべて手作りです。小麦粉も保存料も一切使用しておりません。
カレーはドロっとした日本のカレーではありません。
あのドロっとしたのはインドでも欧米でもありません。
当カレーはスパイシーなカレーです。
大阪でも一日厨房に入っておりました。


8/6 早朝金沢に向け出発
金沢では新店舗の現場を確認。
デザイナーの加藤君に指示をし、一路輪島に向かいました。
輪島へは器と能登の食材などを探しに。七尾で一泊。


8/7 輪島からスタート
朝市をめぐり、ふぐとか能登の魚などを、
味噌、塩、醤油漬けにしたなかなかの珍味がありました。
酒の肴にどれもこれも合いそうな品々。
器は骨董屋さんを廻ったのですが、そう変わりはありません。
然し、市場の競りでは輪島の漆の器が結構出てくるそうで、
その時はトラックで行きます。
金沢に戻り「金澤の宿 緑草音」8月の料理を。
器を合わせ、料理を一通り作り、気になる点を修正。
和食は和食で筋を通した料理が気持ちよい。
お泊りのお客様がお休みになった後、深夜まで料理をつくり、
サービスも含めて練習。空いた時間は日々練習。そして本番!!
練習を積み重ねる事以外に上達はなし。


8/8 午後帰京
東京に戻り仕事。夜は麹町の村上開新堂での食事会に。


ちょっと疲れました。京都、大阪、北陸の旅でした。

麹町、村上開新堂ではコンソメスープとロールキャベツを戴きました。
クラシカルな料理です。

餃子、餃子、餃子。

中島さん、最近何しているの?
電話にも出ないし… 
と皆さんから。

私、今一生懸命料理に取り組んでおります。
金沢の旅館の料理や肉料理、そして鰻。これは地焼きの鰻です。
山椒にホレて青山椒を買い求め、坦々麺、麻婆豆腐を作ったり…

そして、やはり餃子。
今まで何千回と作ってきましたが、
改めてあれこれ具を捏ねくりまわしてみました。
餃子は手打ちのものも。粉から捏ねて、打って、丸めて、
伸ばして皮を作り、餡を作ります。
これを私達の店で作り、提供します。
これから少しずつ手打ち皮の餃子を増やしていきます。

メニューは絵献立。一つずつ手描きで書きました。
私、中島武が書いております。
誰にも手伝ってもらっておりません。
この絵にあるいろいろな餃子も作りました。
来週の火曜日に町田のタイガー餃子会館でデビューします!
続いて神田のタイガーでもすぐに始まります。
どうぞよろしくお願いします。


せんとくん

高村裕之君、通称せんとくん。
御冥福をお祈り申し上げます。

彼とは渋谷のスタンド7で良く会っていた。
ニコニコした顔はまるでせんとくん。
彼の出身の東京都下の福生に若い時良く行っていたこともあり、
福生つながりで親しく話をしていた。
私の誕生日にもシャレた格好で登場し、いつもみんなの人気者。
その彼がパプアニューギニアの海で…大好きなサーフィンで…

あまりに突然の出来事。
只々唖然とするばかり。
人の命は実にあっけない。 
何が起こるかわからない。
あのニコニコのせんとくんがもう此の世に存在しないなんて。
考えられない。
すべての人は死んでゆく。然し、友人の死は実に悲しい。
何も言う事もなく、只々私の脳裏に彼がずーっと浮かんでいる。
せんとくん、さようなら。ずーっと思い出の中に!!

際コーポレーション
中島 武