...北極圏に鏡餅が飾られた事は未だかつて無かったのでは...(笑)
大晦日
いつも通りスキー(と同じくらい長い休憩中のお喋り)を楽しんで
帰宅したコテージでの最後の夕飯
お正月に盛り上がるのはやはり日本人の方ですからね
今夜ばかりは私達が頑張ります!
用意した食材...
炊きたての白いごはん...
今日のメニューが分かるかしら?
ヒトミが捌くのは
...サーモン
そこで登場しますは...
...SUSHI GIRLS!!
ねえ私!
人生初のお寿司をまさか!北極圏で握るとは!!
『え、それでかくない?』
『これサーモンとバランス悪くない?』
『あれ?こう?こうだよね??』
てんやわんやに握り上げてなんとか完成
はいこちら!
どーん
そしてもう一品こちら!
どどーーん
肉じゃが!
実はそれ以前に作ってみた日本風カレーもチャーハンも
フィンランドのみんなのお口にはあまり合わなかったようでして
こうなりゃ甘辛系で行くしかない!
そして食べ慣れたサーモンを!
ってことでのこのチョイス
マリネが大丈夫ならと作ったキュウリの酢の物と
シェフアンティがスープをプラスしてくれて...
なんて素敵な大晦日の食卓☆
そして最終日になってやっと私達の勘は当たりまして
このメニューは大好評だったんだ
お寿司のラスト1個を巡って繰り広げられたジャンケンバトル
...フィンランドのジャンケンは無言のもと行われる事が判明
驚きの光景...
無言で全力...(笑)
大晦日らしい遊びもしました
めでたいモチーフ鶴と亀を折り紙で制作
出来上がったのはこちら
...正解はどれだ(笑)
ちなみに最初に成功したのは日本人チームではありませんでした...
それからこれは何だと思う?
こちらヨーロッパのラッキーモチーフ蹄鉄
火にかけて溶かして...
それを一気に水の中に流し込んで...
...じゅわっ!
なんとこれフィンランド式の占い!
冷え固まって出来たものの形を見たり
蝋燭の炎でそれの影を映し出したりして新年の運勢を見るの
私のはタツノオトシゴみたいな形になりました
はなちゃんのは...
...白鳥?
部屋の灯りを消して壁に映し出すみんなの未来
影はくるくる形を変えて
何にも見えない気もするし何にでも見える気もするし
分からないね
でも分からないから楽しいんだよね
新年の瞬間
どーーーーーーん!!!
凍った湖から次々と打ち上げられる花火の音で
私達もお外へ飛び出しました
ア ハッピー ニュウ イヤーーーーー!
明けましておめでとう!!
ヒューバ ウッタ ウォッタ!!
たーーまやーーーーー
...ま
ひとしきり騒いだら即おうちに入りましたけどね
だって見てこれ!
...注いだそばから凍っていくお酒!
グラスを持つ手がひりひりと貼り付くこの時
外気はマイナス25℃
ねえでもこんなに寒かったのに!
結局オーロラ見れなかったんだ
時期が少し早かったのもあると思うし
雪に恵まれた分星空には恵まれず
ただそれは確かに残念だったんだけど
ラップランドには確かにオーロラ目当てで行ったんだけど
私まさかここで
こんなに素敵な生活が待ってるなんて思ってなかった!
たくさんあり過ぎてブログには出来なかったけど
スキー場のふもとでもたもたしてる私達を心配してきてくれた
バヌ先生の優しいスキー教室
樹氷に囲まれながら飲むミント酒入りのココア
もりもりスポーツしても筋肉痛にならなかったのは
毎日みんなと入るサウナのおかげ
(もちろん例の凍った湖に飛び込むのもやったの!)
現れないオーロラをかわりばんこに見張りながら
日本を思って年賀状を書くのも楽しかったな
見れなかったけど
またくればいいよ
あああ
もうすぐこのコテージの生活が終わっちゃう...!
...ほんのちょっぴりだけ寝た翌朝1月1日
素敵な自炊の日々の名残を感じる朝ご飯は
余った食材を使ってやっぱりたっぷり
お馴染みカラリャンピーラッカの前にあるのは
早速割られた鏡餅
...フィンランドと日本がみごとにコラボの朝(笑)
男の子達はみんなフィンランドの自分のおうちへ
エミとヒトミはデンマークへ
ハナと私はヘルシンキを経由してそれぞれ日本とフランスへ
お別れするのは本当に悲しくてさみしくて
ひとりひとりとハグしながら思わず涙がぽろり
『今度は日本でスキーをしよう』
誰かが言ってくれてたけどそれを実現するのは難しいってこと
たぶんみんな知ってるんだ
この時この場所でみんなと会えた事
私は心から感謝するし
本当に月並みだけど
絶対一生忘れないんだ
Thank you for you all
どうもありがとう
Kiitos!!!!!
***つづく***