先週末は
au携帯で見られる「Business EZ」のコラム
『週刊AKIチェック』の取材で
盛岡に行ってきました。
岩手県大槌町に赤武酒造(あかぶしゅぞう) という
酒造会社があります。
3月の震災で蔵も工場も道具も全て失ってしまい
一時は酒造りを諦めたものの
一念発起して盛岡市で再スタートをきっているというので
社長の古舘秀峰さんにお会いして
お話を伺ってきたんです。
笑顔がとても素敵な社長さん
工場見学もさせていただきましたが
プレハブ倉庫のような建物がいくつか並ぶ中の一つで
ちょっとイメージと違いました。
看板も表札もなく
社名をプリントしたものが入口に貼られているだけの
簡易的な工場です。
本当に何もない中で
いろいろな人の協力を得て
なんとか再スタートを切ったんだなということが
伝わってきます。
この工場だけでは酒造りができないということで
盛岡市の桜顔酒造(さくらがおしゅぞう) の蔵を借りて
純米酒を造っているとのこと。
快く受け入れてくれたという
桜顔酒造の工藤明社長(左)と
赤武酒造の古舘社長(右)。
詳しいことは『週刊AKIチェック』にまとめました。
重複してしまうのでここでは書けないのですが
auユーザーじゃない人は
誰かに借りてでも是非読んでみてください
多額の募金が集まり、時間も経ち、
被災地復興は進んでいるだろうと思っている人も
少なくないでしょう。
でも現状は厳しい。
今回、被災者の生の声を聞いて
そう感じました。
古舘社長の話によりますと
大きな都市から復興を手掛けるので
大槌町は瓦礫の山こそ撤去されたものの
まだ何もない、まっさらな状態だということです。
いつの日か大槌町に戻って
故郷の水で美味しいお酒を造りたい!
そんな目標を持って
赤武酒造さんは地道にコツコツと
前へ進んでいます。
そんな中、つい先日
再スタート第一号のお酒が出来上がりました。
12月中旬から発送が始まるそうです。
私も震災後は何もできないと嘆いていた時期がありましたが
今回、少しでも力になれれば・・・と
「酒蔵復興セット」などを注文してきました。
12月半ば以降には
赤武酒造さん自慢の『浜娘』が届くはず。
年末年始はこれで乾杯
楽しみが増えました
赤武酒造
桜顔酒造