昨日、渋谷で
スガシカオ風の兄ちゃんに
声をかけられた。
もちろんスガさん本人でないのは
一目瞭然なのだが
一瞬でも「お!」と思ってしまった
自分を恥じる。
「お姉さん、夜のアルバイトしない?」
あー、やっぱりそうだよね。
そっち系の話だよね。
めんどくさいなぁ、もう。
それにしても
お店にスカウトするなんて・・・
私をいくつだと思ってんのよ!?
マスクで年齢がわからなかったな?
節穴め。
「うちのお店でナンバーワンもいけると思うなぁ~」
えぇ、年齢だけは
間違いなくナンバーワンですわ。
「すみません、今、夜の仕事してるんです。」
うん、嘘は言ってない。
日テレ入りは深夜だし。
「お店変える気ないの?」
「今の職場、もう長いんですよ~」
「どこの店?」
しつこいなぁ。
「えーと、えーと・・・、新橋ですっ!」
その兄ちゃんの足が
ピタリと止まり
ついて来なくなった。
渋谷の若者からしたら
新橋で夜の仕事ってのは
シブイと思ったんだろうか。
いいのよ、私は新橋が似合う女・・・