受験生である中学3年生の次女は、ある地元の大手塾へ通ってます。この間、私たち親もびっくりの以外な模試の結果で校内1位だった彼女ですが塾の教室ではいつも4位から10位くらい。
どうしても上の3人の子はぬけません。この3人の子達は、そろって、福岡教育大付属中の子で、中学受験をして付属中に入った組です。
何十年も続いていた中学入試での、抽選を完全(前は、試験で定員の倍くらいをとり、あとは抽選で半分に絞り込んでいた)に数年前にやめ、学力一本で合否を決めるようになってから、めきめきと付属中の難易度が上がり、今や福岡県というより、九州で1.2位を難易度で争う私立の久留米大附設中に、迫るような難易度になっているとのこと。

数年前は、第6学区(旧7学区)の最難関で、県立校では県内最難関でもある修猷館高の合格者も倍増しているそうです。
国立中で上に上がれる国立の高校である付属中は、東京、大阪の一部の学校だけ。ほとんどの地方の国立大付属は、福岡県と同じように、卒業すると、県立の地域一番校を中心に進学しているのではないでしょうか。


次女の成績はともかく、私の個人的な考えとしては、義務教育で我々の税金で成り立っている国立大付属中が、学力一本やりで、優秀な子を結果的に集めているのはどうかと思います。
しかも、福岡県の場合、教育大付属小、中学は、小倉、福岡、久留米と3校もあり、どこも似たような状況です。

私の妻は昔、中学の教諭、妻の両親も小学校、高校のそれぞれ教諭ですが、昔から付属の子ってこまっちゃくれた子で選民感覚を持っているような子がけっこういたとのことですが。

普通の公立中、小学校があるのだから、国立で学力エリ-トの子ばかり集まるような今の入試のやり方ははなはだ反対です。
 大学の教員養成の実習の場という目的には反対しませんが。