私のまわりでは「ライフシフト」が旬のキーワードとして盛り上がっています。
「ライフシフト」という言葉は、日本では2016年10月に「LIFE SHIFT -100年時代の人生戦略」(リンダ・グラットン/アンドリュー・スコット、東洋経済新報社)という本が出版されてから広まりました。
日本のサラリーマンは今まで会社一筋で働いていた人が大部分だったため、他国よりも内容にインパクトがあり、同書はすでに26万部売れているそうです。
でも意外と知らない人もまだまだ多いようで、私の友人にはお勧めしています。
「ライフシフト」の意味は、これまでの時代のように一つの会社一筋で生きるだけでは人生100年時代は楽しめない、これからは多様な働き方が広まってくる、定年後も見据えて働き方や生き方をシフトすべきである、簡単に言うとそんな感じです。
同書の中では「エクスプローラー」「インディペンデント・プロデューサー」「ポートフォリオ・ワーカー」などの面白いキーワードが出てくるので、ぜひご一読をお勧めします。
一方で「ライフシフト」をもっと広い意味でとらえることもできます。
ライフシフト・ジャパン株式会社では「目の前の仕事一筋で生きるのではなく、長い人生において働き方や生き方、自分のアイデンティティーを新しい役割に合わせて変化させていくこと」と考えています。
転職や独立など働き方の大きなシフト以外にも、転勤、結婚、子どもの誕生などをきっかけに生活(ライフ)が大きく変わったという人、多いですよね。
これも一種のライフシフトでしょう。
人間は環境の変化に合わせて、柔軟に生活も変化させていくものです。
話が広がってしまいましたが、これからの時代はさまざまな働き方の選択肢が出てきます。
今まで会社一筋で生きてきた人、特に50代の男性は、人生100年時代に定年後どうするか、早めに考える必要があるでしょう。
余生を送るだけでは、残りの人生はあまりにも長いですよ。