2017年3月23日(木)の連続ツイートになります。

 

 

森友学園問題について。論語には次のようにあります。「子いわく、その以いるところを視、その由るところを観、その安んずるところを察すれば、人いずくんぞ瘦さんや」(為政)。籠池さんを見抜くには、「視・観・察」の三つ方法があるというのです。第一に、籠池さんのやっている行為を視る。
posted at 11:09:59

 

 

第二に、その行為の動機は何なのかを観る。第三に、籠池さんの安んずるところ、つまりはどんな目的を達すれば満足するのかまで察する。
posted at 11:12:07

 

 

第一の「行為」を視るならば、学校設立や人材教育という側面からは一見すると高尚な行為を行っているようにも見えますが、これまでの記者会見の様子や普段の行動や発言を聞いていると、残念ながらとても高尚な志を持っている人の行為とは思えません。
posted at 11:17:09

 

 

加えて、籠池さんの行為に連動する周辺の人々を視てみても、「類は友を呼ぶ」や「朱に交われば赤くなる」というように、志のなさや徳の低さを裏付けてしまっている状態です。
posted at 11:25:07

 

 

第二の、その行為の動機は何なのかを観ますと、ご本人は強い日本人の育成だとも仰っていましたが、学校建設や教育による自らの思想の普及は、本当に強い日本人の育成にあるのか?はたまた、自らの言いなりになるような人材の育成によって、地位やお金など私腹を肥やすのが目的なのか?
posted at 11:32:44

 

 

思想や哲学を追求する教育者というものは、どうしても思想重視になってしまいお金関係に疎くなり、大雑把になってしまうという側面も忘れてはいけません。お金に関しての大雑把さが、どちらからきているのか見極める必要がありそうですね。
posted at 11:37:41

 

 

第三の、籠池さんの安んずるところ、つまりはどんな目的を達すれば満足するのかは、まだきちんとみえていないところがありますので、今後きちんと察していかないといけませんね。
posted at 11:44:50

 

 

これまでの籠池さんの行為を視る限り、『五交』、即ち、勢交(勢力者に交を求める)。賄交(財力有るものに交を求める)。談交(能弁家に交を求める)。窮交(困窮のため苦し紛れに交を求める)。量交(利害を図って得なほうに交を求める)。の内、窮交以外は当てはまっているようにも私には視えます。
posted at 11:46:50

 

 

マーケティング3.0の時代、即ち、どのような社会貢献をしているかでしたり、社会貢献への比重の度合いによりその企業の商品やサービスを購入するかどうかを消費者が判断する時代においては、社会貢献の目的は何なのか、どこにあるのかということをきちんと見定める必要が生じてきています。
posted at 12:13:48

 

 

森友学園問題についても同様であり、一見すると学校建設という事業は社会貢献度が高いようにも見え、社会の潮流からしても応援したくなりますが、その目的をきちんと見定めませんと判断を誤ってしまう事になります。
posted at 12:18:57

 

 

社会貢献が注目されるようになっているということもあり、企業や個人が行う社会貢献の目的や、利他的行動の目的をここ最近の私は考える事が多くあります。その行動の目的が、純粋な目的のケースと、自己正当化の為に使われているケースの2つがあるように思われます。
posted at 12:24:11

 

 

前者の、純粋な目的のケースとは、本当に社会の為に貢献したいという場合や、他人の為に行動している場合のことです。他方で後者の、自己正当化が目的のケースとは、自分の誤った行動を消す為に、後からプラスの行動をする事でプラスマイナスゼロで帳尻を合わせることが目的の場合です。
posted at 12:29:01

 

 

例えば、DV(ドメスティックバイオレンス)なども、後者の自己正当化の為の利他的行動と言えます。自分の誤った暴力を、後から優しい行動をとる事で、帳尻を合わせ自分自身を正当化してしまう訳です。社会貢献や慈善活動なども、このケースが多くあります。
posted at 12:32:27

 

 

マイナスの行動をしてしまった罪悪感を、プラスの行動をする事で穴埋めしているだけであり、これは他人や社会の為の行動ではなく、結局のところ自分自身の為でしかない訳です。自分自身の罪悪感を埋める事が目的な訳です。
posted at 12:36:28

 

 

人は利他的行動をする事で幸福感が得られるとされます。しかし、自己正当化の為の利他的行動をしている人は、自分の為に行動しているだけであり、一向に幸福感が得られませんので、またマイナスな行動を繰り返す事になります。
posted at 12:41:44

 

 

翻って、純粋に社会貢献や利他的行動をしている人たちは、プラスの積み重ねですので幸福感を得ている人が多い。幸福感を得ている人と得ていない人は、見た目で直ぐに分かりますし、発言も全く異なります。
posted at 12:44:32

 

 

加えて、自己正当化の為の利他的行動をしている人たちは、純粋な行動ではない為に、「してあげている」という感覚を強く持っている人間が多い。所謂、善意の押し付けです。相手が望んでいなくても、善意を押し付けてくる。相手の立場や考えなどどうでも良い訳です。
posted at 12:48:24

 

 

社会貢献が注目されているマーケティング3.0の時代だからこそ、社会貢献や利他的行動の目的は何なのかを、消費者一人ひとりがキチンと見定める目を持たなくてはいけないと、私は考えます。
posted at 12:51:17

 

 

以上、本日2度目の連ツイでした。(おわり) 後ほどタイトルをつけて、ブログにアップ致します。 ※この連ツイは即興で書いているため、誤字・脱字はご了承ください。(スマホから)
posted at 12:52:10