今の時代だって、完成されているわけではない。

小さなことができなくて
大きなことは成し遂げられない

オザキです


スウェーデン式アイデアブック
著：フレッドリック・へレーン

という本を読みました。


スウェーデン人の著者が
「アイデア」を出すためのヒントを紹介した本です。

広告代理店や企画に興味がある人も
そうでない人でも
とても面白く役立てる本なので
一度読んでみてください。

今回は、アイデアを出す方法ではなく
とても印象的な文章があったので
紹介したいと思います。


「まだ何も完成していない。
すべては、これから行われるのを待っているところだ。
絵画の最高傑作は、まだ描かれていない。
戯曲の最高傑作は、まだ書かれていない。
最も美しい歌は、まだ歌われていない。
この世界のどこにも、完全な鉄道、優れた政府、
賢明な法律は存在しない。

物理や数学でさえ、ほんの端緒についたばかりであり、
心理学、経済学、社会学は、ダーウィンの出現を待っている。
そして、ダーウィンの研究は、次のアインシュタインを待ち望んでいる。

こうした知識を、あの生意気で世間知らずの若者たちが大学で勉強すれば、
全員が全員、大酒のみや身の程しらずになることはないだろう。
しかし、彼らは知るよしもない。
すでにわかっていることを学ばされているとは・・・。
実に無意味なことだ。」



少し長い文章ですが、1931年にジャーナリストであり政治評論家の
リンカーン・ステファンスが述べたものだそうです。

色々なメッセージを読み取ることができるのではないでしょうか。



確かに、半世紀以上経ち、リンカーンがこれを述べた時代では
信じられない進歩があったと思います。

しかし、技術だって知識だってまだ未発達だった昔と比べ
私たちの時代はたくさん事実が検証されいます。

ある程度の限界が見えていて
私たちができること、できないことの見当がついている

そんな気でいたかもしれません。

でも、だからと言って
今の時代だって完成されているわけではけしてない。

いまから半世紀後、
いまでは信じられない進歩が同じようにあるでしょう。

新しいサービスや商品だって生まれるのだとおもいます。



新しいことに挑戦したり
考えることの希望や大切さに気付きます。


ダイレクトに就職活動には関係ないのかも知れませんが、
社会人になるときに大切すべきことの一つだと思います。