富士急の「フジサン特急」に使用中の2000系。
もとはJR東日本の165系ジョイフルトレイン「パノラマEXPアルプス」ですが、2編成のうちの2002編成(富士急での名前はE2編成というらしい)が来年2月に引退することになりました。
引退前になつかしい「パノラマEXP」色に塗色変更され、11月30日(土)の「富士急電車まつり」で初公開されたあと、12月1日から所定運用に就いています。正確には、30日は「フジサン特急1号」→第2会場の下吉田駅へのシャトル列車(河口湖→下吉田→河口湖)に充当。
12月1日のみは2001編成との2編成による通常運用でした。フジサン特急色とのコラボは最後になる12月1日に行きたかったのですが、仕事の都合で流れてしまいました。翌12月2日からはフジサン特急色の2001編成が検査に入ってしまいます。
運用に就く編成が2本から1本になるのではちょっと物足りないなぁ・・と思っていたら、沿線で見かける機会が半分になるわけではなく、折返しを変更して、2002編成に限ってみれば、通常運用より多く走ることがわかりました。
具体的に見てみます。
土休日ダイヤでは、フジサン特急は、名前上では16号まで(つまり8往復)あるようにみえますが、うち3号・5号・8号は平日の設定であり、欠番となっています。つまり土休には下り6本、上り7本あります。
河口湖からスタートとして、運用は2運用あり、
①(河口湖)2号→5号→6号→11号→12号→15号→16号(大月) の7本
②(大月)1号→4号→9号→10号→13号→14号(大月) の6本
の2運用です。
ここまでは通常運用ですが、2002(E2)の1本のみに走らせるのに、5本(2.5往復)を6000系などで代走させ、残る4往復8本を1日に走らせています。なかなかハードな運用となります。
(2013.12.2~2014.2.7の間の臨運用 土休)
(大月)1号→2号→5号→6号→9号→10号→13号→14号(大月)、となります。
運用の前後に、河口湖からの送込み回送と14号のあとの引き上げ回送があるかもしれません。
途中、河口湖で5分折返しや 大月で6分折返しなどは大丈夫かって思いますけど、とにかく今までの2編成での運用を1本でなるべくこなすのに、2002編成にかぎって見れば、沿線ではかえって頻繁にやってくるということがわかりました。
・・・というわけで、12月1日はのがしましたが、12月14日(土)に行ってみました。
2013.12.14 9:25 702列車 フジサン特急2号
E2 クモロ2202(元クモハ165-123) モロ2102(元モハ164-846) クロ2002(元クハ165-148)→大月方
元のナンバーは165系時代のもので、元長モト車。
1986.11.2付けでパノラマEXPアルプスに改造のため、三鷹電車区 西ミツ へ転出。
国鉄大井工場で1986(S61)年11月から改造工事、JR発足の前日3月31日発で運行開始となりました。当夜新宿駅で、ホームからあふれんばかりのカメラマンに囲まれていたのを思い出します。私ももみくちゃになってろくな写真は撮れませんでした。ほどなくホームへの立ち入り規制もかかったと記憶します。
パノラマEXP時代は -4 の編成でした。
詳しくは470 ) の記事をごらんください。
705 後追い
手前の鉄柱がややうるさいですが、これくらいの角度が一番スマートで見栄えがしますね。特にパノラマ窓がいっそう長いこちら側が。